学園までの登下校で、自転車を利用している在校生諸君がいます。この時期はさわやかな風を受けて、さぞ気持ち良くペダルをこいでいることでしょう。

湘南学園中学高校には、全体で１１００名以上の生徒諸君が通学しています。学園の近隣に住んでいて、学校のキャンパスまで直接自転車で通える在校生のために、現在の校舎ができた時に「生徒専用駐輪場」を設置しました。
中１新入生で自転車通学を希望する人、また他学年で新たに希望する人は、今週月曜日に集合して説明を受けました。そしてＧＷ明け直後に「自転車安全講習会」を受けて、正式な登録を済ませることになります。これは受講が義務づけられていて、市役所や警察署の専門家からレクチャーとＤＶＤ上映で繰り返し啓発して頂きます。

駐輪場には、現在２１０のラックが並んでおり、前年度は空きもありましたが、今年度は希望者が大幅に増え、ほぼ全てのラックを稼働することになりそうです。中１の時に登録すると専用ラックがあてられ、年度ごとの更新手続きを経て、中高６年間ずっと同じ場所で使い続けることができます。
駅の周辺や、多くの学校でよくある光景ですが、朝のあわただしい時間帯に自転車の駐輪スペースは、急ぐ人達の乱暴な扱いで大混雑しやすいものです。ある程度管理された空間でも、自転車が重なって倒れたり、出る時に車体を出せずに苦労したりしがちです。つらい経験をしたことのある人は少なくないことでしょう。本校は、在校生の快適な通学生活のために、専用駐輪場の設置と運営を重視しました。

朝の１分を争う急ぎの時とか、クラブ活動や学校行事の帰りで疲れている時などは、思わぬ事故に巻き込まれる危険性もあるものです。この講習会に参加して交通安全の原点を改めて確認し、ゆとりある安全運転、通学に気をつけてほしいと願っています。