第1077回 生徒会やクラスの役割分担で積極的な立候補
新年度の学校生活は第2週に入りました。クラス替えを経た新しいクラスの様子も日に日に馴染んできて、周りの人たちとの語らいが広がっていることと思います。さびしそうな人には進んで声をかけてもらいたいものです。
HRでは担任の先生から、学年集会では学年の先生から熱い呼びかけや課題提起があり、それぞれ心機一転してスタートしていることでしょう。
この時期は、生徒会のクラス委員や各種委員、各学校行事の実行委員、更にクラスの係分担などの選出が進められます。担任の先生どうしの話題や学級通信などで、生徒達の活発な立候補と選挙の様子、なかなか決まらなかった分担があった時にクラスの誰かが“自分がやります”と名乗り出てくれた感動などが紹介されています。そうした積極的な雰囲気は新しいクラスを活気づけてくれます。
湘南学園中高では、中高6学年の各教室は、クラスエリアと呼ばれる校舎を中心に、学年ごとにまとまって配置されています。中学2年だけが6クラスあり、他の学年は5クラスずつあります。そのため学年ごとのフロアの配置は当初の予定からの調整があり、高3だけは文系とテクノエリアの理系とで場所が分かれています。
それでも中高6学年全体では“まとまり感”があり、たとえば大学受験に向かう高3生の真剣な姿を中学生達も間近に見ることもありますし、縦割り学年編成で実施される体育祭では高2から中1までのつながりや協力が円滑に進みます。生徒総会などでは、生徒会執行部の諸君が全校集団をきちんと掌握して指導します。
本校では学年集団の形成が大事にされます。またホームルームづくりを土台にした「学年クラス委員会」の充実も生徒会の指導課題として重視されています。そうしたことは、建学の精神にある「社会の進歩に貢献する、明朗で実力ある人間」を育てるという目標にも実はつながると捉えて大事にしたいと考えています。