2015年度 オーストラリアセミナー11日目

2015年7月31日

 昨夜のティナ先生宅での楽しかったバーベキューの余韻を残したまま、今日もノックス校での楽しい研修が始まりました。

 1校時は、小学校1年生のスー先生の教室で、2校時は、今回で2回目となる小学校2年生のリサ先生の教室での交流授業を行いました。実は、小学校の低学年の子ども達と英語で話すのは、大人としゃべるよりも難しいです。大人のように日本人に対して、優しい言葉を選んでゆっくりと話してくれるということはなく、子どものペースで現地で使っている言葉そのままでの英会話となるので、「子どもが言っていることをほとんど聞き取れたら、それには自信を持っていいわよ」と こちらの先生方が言ってくれています。学園生達の耳もずいぶんと慣れてきたようで、自然な形でノックス小学生との会話に入っていけるようになっています。そして、何よりも、英会話を恐れずに、そして、恐れるどころかそれを楽しめるようになれて来ていることが本当に嬉しいですね!


 リセスの後は、ノックス校のマルチメディア担当のスティーブン先生が、学園生達に合気道を教えてくれました。まさか、オーストラリアに来て日本古来の武道をオーストラリア人に教わるとは思いもしませんでしたが、日本人でありながら、全員が合気道初体験だったので、とても良い経験になったと思います。また、日本の武道が、このように外国人からとても高く評価されて、それを学ぶ外国人の魂となっていることについても、感慨深いものがありました。これからのグローバル社会で豊かに生きていくためには、ただ単に英語が話せるということだけでなく、自国の文化を自ら理解し、それを外国人に伝えていけるような教養や技量を身に付けることが大切であることを実感させて頂いた次第です。本格的に準備して、大汗をかきながらご指導頂いたスティーブン先生には、心から感謝申し上げます。どうも有難うございました。


 今日の午後は、ノックス校恒例のスポーツデーでした。バスに乗って、近くのインドアサッカー場やバスケットボール場へ移動し、ノックス生達と一緒に楽しい汗を流しました。バスケットボールでは、最初は、インターナショナルコースの中国の男子生徒達とミックスチームを作って、バスケを楽しみましたが、最後は、その男子生徒達の中から4名で1チームを作り、そのイケメン中国男子チームvs湘南学園生チームが試合をしました。学園の女の子達を中心にみんなでキャーキャー言いながら、バスケを満喫しました。バスケを終えてノックス校のホームルーム教室に戻ると、インドアサッカーに行っていたタカキとリョウがすでに戻っていて、「こっちもメチャ楽しかったです! もっともっとやりたかったです!」と満足げに語ってくれました。そして、彼ら二人にとって、もっと良かったことが、サッカーの先生が貸してくれたノックス校のスポーツシャツをお土産として戴けることになったのでした。これも、I should return this shirt beck to you. But, if possible, would you please give it to me? と交渉した彼らの英語力の成果でもあったようです。Takaki, Ryo, Good onya!(= オーストラリアスラングで、Well done. の意味)