第1204回 広島平和学習と「島の暮らし」体験学習
中3の研修旅行は、真ん中の第3日目に入りました。
初日は新幹線で遠路、広島へ到着しました。平和記念公園では碑巡り、ボランティアガイドのお話をしっかり聴きました。原爆資料館もじっくり見学しました。
夕食ではアナゴ飯を頂き、夜に被爆者の講話を聴きました。とても貴重な体験であり、いろいろ質問をして自分の考えを整理したようです。
第2日目は、祝島を中心にコース別の行動になりました。写真の1枚の「軍縮コース」では、宮島口から厳島神社見学、宮島散策をして、核廃絶・軍縮の講話を聴きました。
別の写真は「長磯グループ」です。祝島の特産品「びわ茶」の乾燥作業お手伝い、竹の加工(手入れにより竹林を保護し、伐採した竹を利用)、不耕起農法による畑作業の手伝い、不耕起農法の南瓜や小豆を使った祝島伝統のおやつ、帰りの船から撮った夕刻の祝島です。93歳の方から太平洋戦争中のヤップ島戦争体験も伺えたそうです。
引率の先生からは、「全体を通じて“持続可能な社会”について考え体感できる“ESD”そのもの」と感じられ、生徒達も1泊したいと述べる濃い内容のようです。昼食も祝島づくしで特に「アジフライ」が絶品だったそうです。
この日は他にも「Iターン・Uターン」のコースがあります。住民の方々の島の生活に寄せる様々な熱い思いに接したことでしょう。
今日は、豊富なプログラムが用意された「島の生活体験」の学習をします。「カヌー」「地引網」「ぽんぷら」「座禅」「石臼」「密蝋」「かいもち」「郷土料理」「武者絵」「石風呂」と、例年お世話になっている多彩なメニューがあり、希望で分かれて体験します。昼食も各コースごとになります。
そして午後には入村式を迎えます。民泊でお世話になるのは周防大島と周辺の島々で3島・52軒の民家の方々であり、民泊先のご家族といよいよ対面します。挨拶と感謝の気持ちをいつも大事にしてほしいものです。
旅行団の先生方から送って頂いたホットな写真にご注目下さい。
今夜から2泊のおもてなしを受け、家業のお手伝いを体験させて頂きます。明日以後にまた続報をお伝えします。