【 2016年度:第2回English Camp 】第3日目
English Campの第一期も、いよいよ最終日となりました。
昨日最後のLesson となるPresentationのための原稿作りでは、どのクラスの生徒たちも非常に熱心に、翌日の発表に備えてSkitやSpeechの作成に黙々と取り組んでいました。何人かの生徒たちは授業終了後の自由時間も忘れて、出来上がった原稿の暗唱を消灯時間のぎりぎりまで繰り返していました。
最終日のContest形式によるPresentationは、中学1年生のBasic Courseでは“Let’s make your skit with your partner, and do your self-introduction.”というテーマのもと、二人一組のペアで自分たちの自己紹介を会話形式の劇風で発表します。自分の趣味やその具体的な説明までしっかりと内容に組み込み発表しますが、生徒たちは原稿を決して棒読みすることなく、gestureやeye contactなどを取り入れ、全て暗記して堂々と生き生きと発表してくれました。本当にお見事でありました。
Basic Courseの発表のための事前lessonでは、聴衆の前でのpresentationは、1. Posture(姿勢), 2. Eye Contact(視線), 3. Voice(声量), 4. Gesture(身振り), 5. Good feeling and Emotion(良い印象と感情移入)など、様々な要素が大切になることを学んでいます。Presentationは、原稿そのものの中身とともに、こうした要素も大切になることを決して忘れなかったからこそ、これほど見事な発表にたどり着いたのでしょう。
中学2年生のMiddle Courseの発表では、“Let’s talk about the cultural differences between the teacher’s country and Japan!”がテーマです。日本と他国(講師の先生方の国)の文化的な違いを、個々にSpeechとして発表します。対象となる国は、先生方の出身国であるジャマイカ、イギリス、カナダです。
Middle Courseでは発表のための事前lessonとして、Speechの構成で重要となる“Introduction(導入)-“Body(本論)”-“Conclusion(結論)”の基本要素を学んでいます。生徒たちは日本との国土や人口の違い、人気の食べ物やスポーツの違いなどを説明しながら、自分自身の意見も取り入れ、最終的な結論まで加えて発表します。さすが一学年上のMiddle Courseでは、かなり長いSpeechでも完全に暗記し、大変堂々としっかりとしたPresentationとなりました。
最終日のPresentationでは当初、Basic Course、Middle Courseの両コースとも、それぞれ各クラスから一組(一名)ずつ代表者を選び、最終発表時に更に各Courseから1位、2位のWinnerを選出する予定でした。
しかし、発表が進むにつれ、参加者一人一人の頑張りに、外国人講師の先生方が強く心を打たれることとなりました。最終的に個々の努力と成果を尊重し、Finalistまでは選出できるが、それ以上はどの生徒たちの発表も差の付けようがないという結論に至ることとなりました。
今年度のEnglish Camp第一期のClosingを、昨年と同様に参加者に向けてお伝えさせて頂き、ご報告を締めくくらせて頂きたいと思います。