第1306回 「咲き誇れ」をスローガンに
湘南学園中高学園祭2016始まる
テーマソングとして選曲された、GReeeeNの「花唄」が流れるなか、湘南学園中高学園祭準備が着々と進んでいます。
来る10月1日(土)・2日(日)の日程で、第66回を数える湘南学園中高学園祭が開催されます。本学園中高HPを開いていただくと、そこには学園祭ポスター「咲き誇れ」の画像が掲示してありますので、ぜひご覧ください。
さて「咲き誇れ」とは、ラ行五段活用の動詞「咲き誇る」の命令形であることを記憶されている方々も多いのではないでしょうか。そしてその意味はといえば、「今が盛りであるとばかりに、美しく咲いている」(『大辞林』)ということになるのでしょう。今年度の学園祭テーマ「咲き誇れ」に込めた生徒会の想いとはどのようなものなのでしょうか。
生徒の皆さんは、先日、前期期末試験が終わりホッとする間もなく、生徒会を中心に学園祭準備が一気に加速し、一人ひとりがそれぞれの担当分野にのめりこんで取り組んでいる様子が窺われます。その取組みの様子は、まさしく私が好きなことば、「想像し、創造せよ!」の具現化そのものといえます。そのなかで、生徒の皆さんが、「今を生きている」自身の姿を花に準え、咲き誇れとばかりにお互い鼓舞し、新たな学園祭文化の高みを目指しているように思えてなりません。
よくその「学校文化」を理解する上で手っ取り早いのは、「文化祭」を見ることであると言われていますし、私もそう思います。その取り組みのなかで、企画立案からその後の片付けまで誰がどのように担っているのか、という点は、なおのこと大事な点であるといえましょう。湘南学園中高では、まさしく生徒会が学園祭のほぼ全てを仕切っているのです。
湘南学園中高の生徒会は三大行事を年間計画のなかに位置づけています。1つは6月の「新体育祭」、そして今回10月の「学園祭」、そして来年1月の「合唱コンクール」です。この3つに学校文化を構成する生徒会文化の高みを、今回の「文化祭」からぜひ見てとって欲しいのです。一つひとつの行事を通じて生徒が目的と方法を共有し、協働のなか、着実に成長していく様が見て取れます。
新たな時代の創造者である彼等、彼女等が、どのような問題意識をもち、それを各テーマに落とし込んで、どこまで納得のいくものを創り上げることができたのか、そしてそれをどのように発信していくのか。ぜひ多角的視点から、生徒の皆さんの学園祭に賭ける発信を受け止め、励ましの声をかけていただければ有難いです。皆様の御来校をお待ちしています。