第473回 わが中学~高校時代・定期試験の思い出

2012年6月6日

 今日は、前期中間試験の第3日です。はるか昔、自分が中学生や高校生だった時代のことを思い起こしてみました。

 中学は東京都府中市の公立中に通いました。入学式の2日前に都内から引っ越したばかりのストレンジャーでした。部活は卓球部で3年間頑張りました。
 年に5回の定期試験は、特別の重みを持っていました。高校受験に向けて中学の成績は内申書につながり大きなウェイトを持っていたからです。その地域の学区トップと言われる都立高校を目指すようになり、なるべく良い点を試験で得る必要がありました。
 5教科で一番苦手な理科が心配でした。試験準備はまず理科の市販問題集をやり始めて×の多さにしびれ、復習に重い腰をあげねばなりませんでした。一番好きな社会やある程度得意な英語と数学は、満点をとるぞの気持ちで試験範囲の教科書・ノート・問題集などに食らいつきました。テスト結果は学年内の総合順位も出るので、やはり気になり連日深夜まで頑張っていました。「テスト2週間前には本格的に始める」姿勢もだいたい定着しました。
 高校では、ずいぶん難しいテストもありました。準備が間に合わず徹夜に近いこともあったと思います。英語や国語では「初見」の問題、実力問題も途中から混ざりました。なかなか思うような点数が取れない事も多く、とにかく試験の復習は真面目にやるようにしました。全国模擬試験も同じでした。少し得意の気持ちでいた数学で最初に40点を取って衝撃をうけた事もあり、全国には同じ試験で90点以上取る人がいつもぞろぞろいる現実を見せつけられました。だから模試の復習にもちゃんと取り組むようにしたと思います。

 ただ高校受験までの勉強や試験と、高校進学後の勉強や試験の内容に大きな段差のようなものがあった感じもします。
 中高一貫の私学で学ぶ在校生諸君は、もっと効率的に系統的に大学受験へ向かえるメリットに恵まれていると思います。
 先日嬉しい驚きのニュースがありました。高校合宿講習の説明会に高2と高1だけで約130名もの参加者が集まったというのです。もちろん実際の申し込みはまだ不明ですが、海外セミナーや一部の部活の合宿とも日程が重なる中で驚異の数字です。大学受験へ一丸となって立ち向かう勢いの一端が感じられました。
 ともあれ生徒諸君は、まずは残された中間試験の諸科目の準備に全力をつくしてほしいと思います。