新・体育祭

湘南学園の体育祭は高2リーダー学年を中心とした「縦割りの活動」が特徴です。
中学1年から高校2年までを5色に分け、様々なオリジナル競技で勝敗を競います。毎年、実行委員が議論を繰り返し、競技の内容からルール、当日のプログラムとその運営まで、すべてを作り上げていきます。5月の連休明けからは「特別時間割」となり、縦割りチームでの練習が始まります。中高一貫だからこそ生まれる「学び」が、ここにはあるのです。





【新・体育祭実行委員長のコメント】(2024新体育祭実行委員長 明賀 みちる)
2020年、私たちが入学した頃はコロナ禍の真っ只中で行事にもろくに参加することができていませんでした。経験が乏しい状況の中で、高2という最上学年として行事を創り、全学年を引っ張っていくというのはとても難しいことでした。ですが、体育祭の決起集会で「これからたくさん起こる辛いことも楽しんでしまうくらい大きい心構えで、みんなで支え合って頑張っていこう!」という言葉で一致団結することができ、壁にたくさんぶつかりながらも自分たちなりのやり方を見つけ、がむしゃらに頑張っていく今年度の高2らしく体育祭を作り上げていけたと思います。

私は中学3年生の時に初めて体育祭実行委員をして、幹部に入りました。そこで、体育祭の裏には“たった1日の本番“のために約1ヶ月もの間全力で頑張っている幹部のみんながいることを知り、先輩方の熱い想いに魅了されいつか自分もこんな素敵な行事を創りたいという思いが生まれました。先輩方の“生徒を誰ひとり置いてきぼりにせず、全員が心から楽しめる体育祭を作る“という想いを受け継いだ上で今年は、“より盛り上がり熱気のある体育祭を創る“ことを軸に動きました。本番は観客席からの歓声が絶え間なく聞こえ、終始熱く盛り上がる1日になりました。体育祭を創るにあたって委員長として大きな責任を感じ不安でいっぱいでしたが、“体育祭は1人で動かすものではない“ということに気付かされました。体育祭実行委員のみんな、全学年を引っ張ってくれるリーダーたち、実施を支えてくれる先生方、これら仲間との連携と協力そして“全生徒が一人一人主役として輝く体育祭を創る“という共通の思いがあってこその体育祭であると実感しました。

体育祭が終わった今でも、体育祭を創っていく過程でできた人間関係が残り続けているのをたくさん見つけることができたり、体育祭をきっかけにより湘南学園での生活が楽しくなったという言葉を聞くことができたり、辛かったことを遥かに超えるほどの幸せを得ることができています。最初から最後まで頼りない委員長だったと思いますが、最後まで信じてついてきてくれた幹部の仲間と、支え続けてくれた先生方に感謝の気持ちでいっぱいです!この経験は自分自身の大きな成長の一歩になると確信しています!大切な経験をありがとうございました!