カナダセミナー第2日目
穏やかで居心地のよい涼しさが感じられる早朝のアルバータ州エアドリー市。カナダセミナー第2日目の始まりです。生徒はそれぞれのホストファミリーと一緒にEcole Airdrie Middle School に集合しました。初めてのホームステイに不安もあったと思いますが、朝から元気に体を動かしている姿を見て一安心です。今日から本格的にカナダでの学びがスタートします。
英語研修の始まりに先生から3つの大切なお話がありました。1つ目は英語を話したいならば、英語を話さなければならないこと。研修中は日本語を使わないことを確認しました。2つ目は注意深く聞くこと。先生とアシスタントの高校生たちはゆっくり、大きな声で、わかりやすく英語を話すことを心がけてくれています。3つ目はよく考えること。辞書を使う前にまずはしっかりと自分の脳を使うことをアドバイスされました。
コミュニケーションの第一歩は相手の名前を覚えることです。午前中の研修は、先生、アシスタントの高校生、生徒による自己紹介とグループによるお互いについての自由な質問タイムから始まりました。集中して相手の英語を聞き、自力で考え、知っている単語と文法でやりとりをする様子が印象的でした。
生徒の表情が柔らかくなってきたところで、アシスタントの高校生からホームステイイングリッシュを学びました。生徒はカナダの国民性を感じる礼儀正しい表現を習得していきます。断るときの“Thank you, but no thank you.”や尋ねるときの“Excuse me.”“Pardon me.”“Sorry.”などの相手の気持ちを大切にする言葉を多用するカナダ人の優しさは、街を歩いているだけでも実感できます。英語やカナダ文化の中には生徒に気づいてほしい学びがたくさんあります。
午後はスクールバスに乗ってエアドリー市の壮大な景色を眺めながら、学校周辺や地域の散策をしました。生徒の一番の盛り上がりは、ドーナッツやコーヒーで知られているカナダの有名なカフェTim Hortonsでの注文体験です。チップを支払う生徒も出てきて、少しずつカナダのライフスタイルに馴染んでいきます。生徒はカナダという未知の世界で、多くを感じ多くを学んでいます。