茶道部 卒業茶会のこと

2023年4月6日

本日のお軸は「三級浪高魚化龍」…さんきゅうなみたかうして、うおりゅうとかす…
魚が滝を登ると龍になるという「登龍門」の伝説から来た言葉で、三級とは三段になった見事に高い滝。どう考えても無理じゃないか…そう思えるようなことにも挑戦する。目の前に大きく立ちはだかる壁があっても、魚は川を上り、滝を登っていく。

三段にも連なった高い滝を登りきった鯉は、悟りを開いて龍になるという伝説(登竜門)のように、人も目の前に立ちはだかる壁や難問に挑戦し続け、それを越えれば素晴らしい境地が待っているのだ…そんな教えです。
 
普段は、ほっこり、まったりとした茶道部ですが、この卒業茶会の時には、裏千家茶道の指導者であるお二人の先生から、学園を旅立つ部員に贈られるはなむけの言葉でもあります。
 
このお軸をかけ、お花を飾り、後輩たちが先輩たちのイメージにあったお菓子や贈り物の花束を選び、心をこめてお茶を点てる…今年も清々しさの中に、涙を誘う一場面もあり…しあわせな時間でした。
 
mちゃん、aちゃん、心からご卒業おめでとう。