合唱コンクールの本番が近づいて、各クラスの練習が本格的に進行しています。昨年の選曲段階でも有力な候補曲が多くて難航した話や、指揮者の立候補が複数あってオーディションで決めた話などを聞いています。
　中２以上の学年では、昨年度までの経験と反省を胸に臨んでいます。中学１年生は初体験であり、小学校時代の経験も持ち寄ってスタートしています。
　「優勝できる曲探し」の視点も浸透しているようです。最上級の高２はコース別の学級編成で男女人数比でハンディを抱えるクラスもありますが、その条件を考慮し皆の力を合わせやすい選曲に努めているようです。

　放課後や始業前の朝などに各クラスで練習時間を設けます。「パート練習」と「全体練習」を交互に進め、意見を出し合ってコーラスの質を高めていきます。音程や声量が不安な級友に「個別指導」を仲間どうしで行う場面も見られます。各クラスの実行委員、パートリーダー、指揮者、ピアノ伴奏者（アカペラの場合には不在）が日に日に状況を話し合い、担任の先生とも相談してバックアップを受け、その後の練習を組んでいくのです。

　今週から前日までの期間は、木曜日を除く連日の放課後、学園全体の様々な場所をお借りして、実行委員会により練習場所のローテーションが組まれています。広い場所や狭い場所などいろんな場所で音響や配置、入退場などを確認しながら練習します。以下の場所で、２０分ずつ３コマか３０分ずつ２コマで練習時間帯が組まれています。

【教室以外の練習場所】
中高音楽室、中高ホール、サブアリーナ、ラウンジ前ドライエリア、正門前ドライエリア、小学校音楽室、幼稚園さくら１、幼稚園さくら２、幼稚園すみれ１、幼稚園すみれ２、幼稚園ホール

　この期間は毎年、学園の小学校や幼稚園にもご協力を頂いています。いくつものスペースをお借りして移動練習するのです。入退室時のあいさつや用具使用のマナーなどしっかりとするように指示しています。昨年夏に小学校の新校舎が完成して、特に小学校音楽室の環境は素晴らしいです。後輩の小学生達もここでコーラスの経験をしっかり積んでいることでしょう。
まずクラスの皆が出来るだけ健康を保って、全員で揃って欲しいものです。自分達のコーラスに自信や展望を深められるよう、最後の追いこみを充実させられるように祈っています。