この情勢の中でどこの学校も年度末予定の対応に苦慮し、県内他私学の判断や変更には幅があるのも実態です。来週にかけて指定の登校日を設ける学校も一部にはあります。クラスの皆が学年の最後に顔を合わせる時間を持つことの大切さには充分に留意されねばなりません。一方で私学ゆえ多様な通学ルートの在校生には停電に伴う通学の心配が残り、指定日に登校できない生徒諸君の事後対応にも困難があります。
本校においても、こうした様々な情報を総合して、在校生諸君の安全確保を第一として、改めて追加もふくむ次の最終判断をいたしました。

１９日(土)に予定していた最終登校日につきましては、これを中止して自宅学習に変更し、2010年度は終了とさせていただきます。
これに伴って、以下の諸連絡事項に、ご留意をお願いいたします。

学年末試験成績表と通知票、中学卒業証書、皆勤賞、学年通信、春休みの学習課題、年度末配布物、次年度向け諸連絡などは、全家庭向けに来週の半ばまでに一括して郵送いたします。新年度の教科書配布・販売は４月の当初に順延します。

次の登校日は、予定通り始業式の４月７日(木)です。高校生は９時、中学生は１０時に、アリーナ集合としていますが、変更がある場合には４月４日(月)に改めて連絡します。例年同様に始業式を行いますが、その後まず旧学年クラスへ戻って作業があり、その後新学年クラスに移ってＨＲとなります。旧学年の荷物及び新学年の教科書等が重なりますが、当日の指示に従って対応して下さい。この間は、学校での諸活動、生徒登校を禁止とします。

クラブ活動は、春休み中の４月４日(月)まで全て中止とします。その後の扱いについては４月４日にご連絡します。重要な大会・公式戦や発表会、演奏会も中止とさせて頂きます。これまで練習を共にした仲間達と目指した大きな目標を失うことになり、誠に申し訳ないばかりですが、練習日の確保も同時に困難な中での判断であり、ご理解をお願いいたします。

２２日羽田発の韓国セミナーは予定通り実施します。ただしミーティングの実施を見送り、担当教員から個別の諸連絡を受けて行います。

生徒諸君へ。戦後最大、数百年に一度と呼べるような深刻な日本社会の事態が続いています。被災の事実に目を向けつつ、現地で援助や復興へ向けて懸命の活動をされている様々な人びとの姿から学び続けましょう。私達教員も同様です。またこの機会に、自分のいのちと安全を支えてくれる周囲の存在を受けとめ直し、感謝の念を新たにして欲しいものです。
この春休みの期間を大切にしましょう。特に春休み中の教科学習課題、自主学習には格別の意気込みを持って取り組み、それぞれが充実した生活を築いていくように強く願っています。健康と安全にはくれぐれも気をつけてください。