2024年度 カナダセミナー6日目の報告

2024年8月2日

 今日の午前中のESL(= English as a Second Language)の授業では、まず、日本の中学生が習う5W(when・where・who・what・why)1H(how)を使った情報の伝達方法を復習し、実践練習をしました。これらの受け答えの中で、「昨夜、夕飯でパスタを食べた後に、デザートとしてイチゴやブルーベリーやナッツやクリームの乗ったアイスクリームを食べました。でも、そのデザートの名前は分からないんです」と答えた生徒がいました。果たして、そのデザート名は何か? それは、Sundae であることを教えて戴きました。この単語は、Sunday「日曜日」と同じ発音ですが、最後のスペルがyではなくeになるんですね。

 次に、家の中を表す言葉を簡単に確認した後、自分のホストファミリーの家の Main Floor「1階」の見取り図をそれぞれ書いてみました。ここでは、Living Room や Kitchen、Office や Entrance といった言葉を確認すると共に、「トイレ」を表す W.C. は、Water Closet の略語であることや、Terrace「テラス」のことを Patio とか Deck と言うことも教わりました。

 ここで描いた家の1階の見取り図を説明するために、right「右」・left「左」・straight「まっすぐ前に」・backwards「まっすぐ後ろに」・step/jump up「上に」・crouch down「膝を曲げて下に」・duck down「頭をかがめて下に」・diagonal「斜め」といった direction「方向」を表すいくつかの言葉を確認しました。それらの語を使って、先程描いた家の1階の見取り図を見ながら、玄関から家に入った後、その見取り図の中を、右に行ったり左に行ったり、まっすぐ進んだり、後ろに戻ったりするための指示を聞き取りながら、それぞれの見取り図の中に描かれた部屋にたどり着いてみようというペアワークを行いました。

 次に、前置詞について、ESL向けの YouTube を見ながら復習しました。「Prepositon(前置詞)は、Place(場所)や Time(時)や Direction(方向)を表します」という説明から始まり、絵を見ながら、例えば、There is a lamp next to the couch.「電気スタンドが長椅子の隣にあります」といった類いの英文を完成させていくというプログラムでした。ここで扱った前置詞は、ほとんどが既習事項のものでしたが、日本語による説明ではなく、英語で前置詞を説明するプログラムを改めて見て、それを理解することは、生徒達にとって、英語力を高めて行く貴重な機会になったかと思います。

 最後に、カナダの家と日本の家の相違点と類似点について出し合ってみました。「カナダには地下室がある」「日本には畳の部屋があってベットを置かずにその上に布団を敷いて寝る」などなど、色々な意見が出ました。そこで、「どうしてカナダには地下室があるのか?」という疑問に対する理由を先生が教えてくれました。大きな理由の1つは、食料を保存するために地下室が有効であること、2つめは、カナダでは竜巻があるので、それへの備えとして地下室が必要であること、なんだそうです。

 午後は、カナダセミナーの研修地である Muriel Clayton Middle School 周辺にあるいくつかのお店に徒歩でショッピングに出かけました。今日は、カナダに来て一番過ごしやすい気候で、あたたかい日差しを心地良く浴びつつ、涼しい爽やかな風を肌に感じられる汗一つでない快適な天気の中で、エアドリーの広くゆったりとした街並みを見ながら歩き、マツモトキヨシのような雑貨屋の LONDON DRUGS・焼きたてのクッキーを食せる高級クッキー店の Crumble Cookies・スーパーマーケットの SAFEWAY・1ドルショップの DOLLARAMA・アイスクリーム屋の MARBLE SLAB CREMERY・スムージージュース屋の Booster Juice の6つのお店で、お土産やお菓子、サングラスなどの雑貨品や昼休みのレクとして生徒達がとても楽しんでいるカラーボールを使った手打ち野球をバージョンアップするためのプラスチック製のバットなど、色々と買ってきました。

 明日から2日間、生徒達は、ホストファミリーとの楽しい休日を過ごすことになるでしょう。その様子は、今後のブログで紹介させて戴く予定です。