イングランドセミナー 8日目
今日も朝から生徒達は、ホストファミリーと一緒に1日を過ごしました。僕は今日も、B&Bの自分の部屋で仕事をしたり、エクセターの街に出たりしてプライベートな時間を楽しませて戴きました。
エクセター市街では、エクセター博物館美術館に行ってきました。イギリスは、日本とは違って、国民の教育文化予算に大きな重きを置いています。驚くべきことに、今日のようなイースターサンデーの国民の休日であっても博物館や美術館は開館していて、しかも、無料で入館出来ます。ロンドンの大英博物館もナショナルギャラリーに至っても同じです。英国人にとっては、これは当たり前のことで、常識的なことなんでしょうが、日本人にしてみれば、びっくりですね。
ジル先生が、週末は博物館がお勧めよとおっしゃっていましたが、その意味が良く分かりました。日本では、なかなかこれだけ多くの貴重な文化財を興味深く展示してある博物館はあまりないのではないかと思うぐらい、その内容にも驚かされました。美術館に至っても同様で、「絵画ってすごいなぁ!」と実感してしまいました。実を言うと、僕は博識がなく、これまで美術館にはほとんど興味がなかったのですが、今日、こうしてエクセター美術館に展示された数々の作品をじっくりと眺めさせて戴いて、人生で初めて、絵画のすごさに圧倒されました。ここでは、クルミちゃんと彼女のホストファザーと小さな娘さん達に偶然会うことが出来たのですが、イギリスの子ども達は、こんな小さいうちから、こうした優れた文化遺産に日常的に触れることが出来るので、無意識のうちに様々なことに好奇心が持てる子に育つのではないかなぁと思った次第です。
今日はイースターサンデーということもあって、街中は、一部のレストランを除いては、ほとんどのお店が閉まっており、昨日はあんなににぎわっていた通りも閑散としていました。今日は、イギリス人達は、家族や親戚の方々と一緒に家で過ごしている人がほとんどなんだそうです。湘南学園の生徒達も、ホストファミリーの一員として、エクセターでの最後の1日をどのように過ごしたのでしょうか。