高2 家庭 幼稚園訪問実習振り返り

2013年6月27日

先週、「幼稚園訪問実習」を実施して翌週にあたる今日、教室にて振り返りを行いました。

高校2年生にとって幼稚園児との触れ合いはとても希少な体験であったことは言うまでもありませんが、あらためて振り返ることで、感じたものを再度実感してそこから新たな学び・力へ結びつけてほしいと思います。

このクラスはとてもにぎやかで明るい生徒が多く、園児との触れ合いの際にも臆することなく積極的に関わっていました。
実習の振り返り用紙を見てみると、それぞれがいろいろなことを感じたんだな、ということがわかります。

【園児と一緒にした活動】
・砂遊び
・うたを歌う
・フラフープを教える
・縄跳びで一緒に遊ぶ
・動物観察
・だるまさんが転んだ
 ・・・などなど
 
【子どもの様子について】
・ニコニコしている子が多かった。
・話し方が独特で聞き取りづらい部分があった。
・言葉がたまに伝わらない。
・思った以上に全力で何事にも取り組むのに驚いた。
・一つの遊びだけでなく、いろいろな遊びをしたがる。
・手をつなぎたがる。
 
【幼稚園の環境について】
・大人から見えるところにトイレや手洗い場がある。
・とがったものがない。
・裸足で歩いても足が痛くない。
・水道がたくさんある。
 
【幼稚園の先生がこどもたちに接する姿を見て気づいたこと】
・よく褒めていた。
・すごく優しくて、でもかまってばかりではなく、うまく流すところは流して
 子どもの気持ちを上手に汲み取っていた。
・絶対に上からものを言わず、常に同じ目線にいるようにしていた。
・リアクションが大きかった。
・話し方がゆっくりでやさしい話し方だった。
・子どものことが本当に好きなんだな、と思った。
・難しい言葉はまったく使っていなかった。
・表情がいつもにこやか。
・ジェスチャーが大きかった。
・子どもの言ったことを肯定する。
・何かをする時には、わかりやすいように次やることを説明してから始めていた。
・なだめ方がとてもうまく、真似ようと思ったけど真似できなかった。
 

こうしてみると、ただ遊んでいるように見えてしっかりと見ているところは見ているのだな、と感心させられます。
今回の体験では、教師側からはあまり指示をせず、それぞれの生徒がそれぞれ何かを感じとってもらうようにしました。うまく園児とコミュニケーションが取れなかった人も、クラスメイトの話し方や幼稚園の先生の話し方を観察し、良いところは吸収していったのではないかと思います。

生徒たちの感想を聞いてみると、「楽しかった」「かわいかった」という声が多数。また、声をかけたけど振り向いてくれなかった、と語る男子は「次こそは頑張りたい!」と秋の再訪問へ向けて意欲を湧かせていました。子どもが好きな女子は、「初めて会ったのにすごくなついてくれて嬉しかった」とも。なかには「子どもが苦手」という生徒もおり、「どうしていいかわからず困った」という感想もありました。
 
授業の終わりに、園児たちとのコミュニケーションの材料として、有名なキャラクターを描くことにチャレンジ!!
また秋に幼稚園へ再度訪問する予定です。園児との触れ合いは簡単ではないかもしれませんが、試行錯誤を繰り返して今回よりさらに積極的に関わりが持てるように頑張ってほしいものです。