オーストラリアセミナー 1日目&2日目

2013年7月23日

 いよいよ出発の日を迎えました。YCATには、家族総出でお見送りの御家庭も複数いたことに加えて、学校からは教頭先生や理事長夫妻までもが、この待ちに待ったオーストラリアセミナーの出発を見送りに来てくれました。いやぁ~、こうしてにぎやかにお見送りをしてもらえるだけでも、生徒達はなんて幸せなんでしょう!

 
 元気に「行って来まぁ~す!」をして、お見送りに来て下さった皆様とお別れした後、バスは、一路成田空港第2旅客ターミナルへ!

 空港では、デジタルカメラのSDカードを落としてしまうハプニングに見舞われた生徒もいましたが、自分の力で空港職員の方に対応してもらい、無事にカードも出国に間に合う 時間に手元に戻りました。
良かった良かった。

 搭乗口でキャセイパシフッィク航空香港行きの505便に乗り込む直前に、生徒の皆さんに今の心境を聞かせてもらいました。
 「向こうの人と話すの楽しみだなぁ!」(カっちゃん)
 「不安だけと楽しみです。早く行きたいです!」(リホ)
 「クールボーイズを見つけて来ます!」(エリナ)
 「機内食楽しみ! ホストファミリーに会いたい!」(シオミ)
 「機内食を食べるシオミを見るのが楽しみ!」(カナデ)
 「不安だけど楽しみ!」(ミモリ)
 「とにかく楽しみたい!」(モモカ)
 「楽しみです! ハイ!」(イッセー)
 「とても楽しみです!」(カイ ミ)
 「格好いい人に会いたい!」(ユイハ)
 「早くオーストラリアに行きたいです!」(マイピー)
 「とても楽しみです! 旅行の思い出を作って来ます!」(マホ)
 「現地の人達とメチャメチャ仲良くなりたいです!」(サコ)
 「英語力ペラペラで帰って来ます!」(カオリ)
 「あっちでたくさん友達作りたいです!」(ナツミ)

 飛行機の中での出来事ですが、キャセイパシフィック航空のキャビンアテンダントの方が、僕達になまりのない日本語で話しかけて来たので、「日本人ですか?」と尋ねると、「いいえ、香港人です。日本語は今勉強中です」と答えてくれました。彼女は、中国語・台湾語・英語 ・韓国語と日本語の合計5カ国語を話すことが出来るそうです。彼女には、僕達がメルボルンに英語を勉強に行くことを伝えると、その後は、では練習して下さいねと言って、その後は英語で話しかけてくれました。それを聞いて、イッセーやカっちゃんの心に火がつき、“Can I have a blanket?”とか“This TV is out of order.”などなど、彼らは飛行機の中から早くも英語を積極的に使っていましたよ。

 4時間近く飛行機に乗った後、経由地の香港空港に到着。ここは何だか新鮮な感じがしました。Toilet の看板は中国表記では「洗手間」でした。
アデレード行きの飛行機は、真夜中に出発し、朝の9時過ぎにオーストラリアに入国しました。ここでもまたまたハプニング。機内に電子辞書を忘れてしまった生徒がいましたが、これもこれもキャセイ航空のグラウンドアテンダントの方が親切に対応してくれて、無事辞書は生徒の手元に返って来ました。何とまぁ、ラッキーなことが2つも続いたわけですね。


 アデレードを出発する直前に、セルビア人のおじさんが、生徒達にフレンドリーに話しかけて来ました。一緒写真を撮って、お別れを言うと、空港職員の人がやって来て、そのおじさんに「You’re the last person!」と行って、早足で彼を連れて行ってしまいました。どうやら、国際線の出発便にまだ乗れていない乗客の呼び出しが先程からアナウンスされていたようですが、その呼び出されていた人は、まさにこのセルビア人のおじさんだったってわけですね。

 アデレードから1時間40分程のフライトで、目的地メルボルンに到着! 空港のマクドナルドで各々が昼食を食べた後、バスに乗り込んだ僕達は、胸をドキドキさせながら、ノックス校へと向かいました。そして、ノックス校の門にバスが入ると、そこには、ユイハのホストステューデントのジョシュとナツミのホツトステューデントのメイメイ、そして、ピーター副学園長先生がお出迎えしてくれました。そして、みんながバス を降りて、校舎に向かうと、大勢のノックス生達が僕達を温かく迎えてくれたわけです。もう同世代の外国人達に囲まれた湘南学園生の胸はバクバクと鼓動していました。


 ピーター先生の軽いあいさつの後、今年度のセミナーをコーディネイトしてくれているケリー先生(彼女は昨年1年間の世界旅行中に湘南学園も訪れてくれました)から、ホストファミリーやバディーの紹介を受けて、いよいよ皆さん方との御対面です! 湘南学園の生徒達もノックスの方々も、皆、この素晴らしい出会いを本当に喜んでいるようでした。なかなか相手の言っている英語が聞き取れない生徒も少なくなかったようですが、10個のフレーズのうち、9つ聞き取れなくても、たった1つのフレーズの意味が分かっ ただけでもそれを喜びに変えていけばいいのですよ。

 さあ、今日から、生徒達のホームステイが始まりました。きっと、この不安でいっぱいな経験が、子ども達を強く太くしてくれるものと思います。僕は、今夜夕飯で、ピーター副学園長先生と中村さんと一緒に、いきなりですが、オージービーフを戴きました。やわらかくて、脂身がなくて、すっごくおいしかったです! オーストラリアに来れて、本当に幸せです!