オーストラリアセミナー 10日目

2013年8月1日

 今日は、カナデやリホらがとても楽しみにしていたクロスカントリーレースは、昨夜からの雨でグラウンド状態がおもわしくないため、中止になりました。残念! 残念!

 1校時の Year 4 の子ども達との授業は、グラウンドではなく体育館で行われました。種目は、インドアサッカーとバスケットボールでしたが、学園生達は皆、バスケットボールに参加しました。この体育の授業の先生は、先週から僕達のスポーツ活動をコーディネイトして下さっているマーク・ジェフ先生だったので、学園生達も気軽にこの授業に参加出来たようです。授業の方は、バスケの基本プレーのいくつかを習った後、4つのチームに分かれて試合を行いました。Year 4 とは言っても、中にはバスケがとても上手な男の子も混ざっており、高校生の学園生にとっても、程良い感じでバスケを楽しめたようです。


 2校時は、ピーター先生のESLの授業でした。この授業では、オーストラリアの有名な作家が書いた小説のある一説を紹介して下さり、まずはそれをみんなで一読してみました。しかし、オーストラリア独特の表現が随所に含まれており、みんなこの英文を理解することは出来ませんでした。その後、ここに書かれたこれら1つ1つの表現を優しい英語で説明して戴きました。最後に、これらの表現を使って、英作文に取り組みました。中には、3つも4つものセンテンスを作ってしまう学園生もおり、生徒達は、リスニング力だけでなく、こうした 英作文力もわずか1週間あまりで格段の進歩を遂げているようです。

 3校時は、先週はESLの授業を担当してくれたゾイ先生が、今度は Year 4 の子ども達と一緒に僕達にも中国語を教えてくれました。今日勉強したのは、
I’m Taro.  I’m Japanese.  I come from Japan.
という3つのセンテンスを中国語で言ってみるというものでした。Japan の他に、China・America・England・New Zealand・Canada・Germanyと言った国名の中国語も教わりました。学園生達は初めて教わるこの中国語を実に楽しく学ぶことが出来ました。英語を身に付けられたらその人の人生はきっと大きく広がります。そして、さらにもう1つの外国語を習得出来たらなんて素晴らしいことでしょうね。

 4校時は、Year 1 のかわいらしいキッズ達との交流です。このクラスでは、ラップトップコンピューターを使って、自己紹介トレーニングのようなものをやりました。先生からの指示は、教室のスクリーンに映し出されたプロフェクターからの映像によるもので、授業の中にコンピューターがしっかりと根付いていました。また、先生の説明の後は、ノックス生全員にラップトップコンピューターが与えられ、学園生一人一人とペアになって、この自己紹介プログラムに取り組みました。その後、学園生達が、鶴や忍者の手裏剣やらを折り紙で折って、それぞれのバディーにプレゼントしました。


 ノックス校の火曜日は、普段より1時間少ない4校時終了で下校となります。そんなわけで、今日の夕飯のティナ 先生宅でのバーベキューまで時間があったため、学園生全員とリンリアンとで、ノックスシティーにショッピングに行くことにしました。ノックス校からは、広々とした遊歩道をおしゃべりしながら20分程歩くと、このショッピングセンターにたどり着きます。途中、僕とスージー(中村先輩)が宿泊している広いアパートメントハウスにみんなで立ち寄って、「わぁ~! こんなに広い部屋なんだ」とオーストラリアのホテルの広さに感動してから、各々のショッピングを楽しみました。

 夜の6時からは、待ちに待ったバーベキューです。ノックス在校生のメイメイやジェミー、ルークやジョシュなどに加えて、湘南学園には3度も訪れたことがある大学生になったニコラス君も来てくれて、大笑いと途切れないおしゃべり(一体高校生達は何を話しているのかは分かりませんが)とで大盛り上がりのバーベキューを満喫しました。いやぁ~、若いって本当に良いですね。打ち解け会った生徒達を見ていると、青年達の間には、国境なんている壁はないのではないか感じます。また、英語って本当に素晴らしいってことを実感します。国籍も肌の色も生活環境も異なる民族同士をこうしてつないでしまうのですから。そんなこんなで、おしゃべっりに明け暮れていたのもつかの間、今日もあっという間に1日が過ぎ去りました。お陰様で、僕達オーストラリアセミナー一行は、こうして本当に充実した日々を送らせて戴いています。