オーストラリアセミナー 13日目 [※記事追加しました]
時が過ぎ去るのは本当に早いもので、今日がここノックス校での研修の最終日となりました。1校時は、ノックス小学校の全校集会です。ノックス校では、一貫して、子ども達のちょっとした成果でも常にそれを評価しながら、子ども達一人一人に自信を付けさせる教育を行っています。この全校集会でも、読んだ本の数や、計算テストの成果や、行事でのリーダーシップぶりについて、とてもたくさんの子ども達が表彰されていました。ふと思ったのですが、日本語で表す“良く出来たね!”“素晴らしい!”といった意味の“Well done!”や“Excellent”や“Beautiful!”や“Lovely!”や“Fantastic!”や“Great!”などの言葉が、このノックス校では常に飛び交っています。子ども達が本当に生き生きとしている理由の1つに、常に自己肯定感が持てるような環境にいることがあげられるのではないかと思いました。
この全校集会では、ノックス小学生への表彰の後、湘南学園生に20分のお時間を戴きました。まずは、マイコとサコが、この約2週間を振り返って、心のこもったスピーチをしてくれました。続いて、高1女子のワンダイレクションのダンスと、マホとマイコのピアノとギター伴奏による素敵な歌と、イッセーとカっちゃんのルパン三世が披露されました。小学生達は夢中になってこれらのパフォーマンスに目を見張っていました。
2校時は、ピーター先生の仕上げのESLの授業です。ここでは、オーストラリア人が、オーストラリア国歌よりも心を込めて歌うと言われている「ウォーティングマチルダ」という民謡を紹介して戴き、この歌に込められた 開拓時代の人々の様子や人々の心を解説して戴いた後、英語の音節の数や韻を意識しながら、詩を書いてみることに挑戦しました。これは、早々高度な英作文テクニックを必要とするものでしたが、学園生達は、ピーター先生の指示に従って一生懸命に英文を作っていましたよ。
ノックス校での最後の授業となった3校時は、ノックス校から2014年の1月に10日日湘南学園にやって来るリサ先生による幼稚園での授業に参加しました。このクラスには、3歳から7歳までの児童が参加してくれました。まずは、このかわいらしい児童達の歌を聴かせてもらった後、高1女子による「believe」の2部合唱で幼稚園生達の興味をばっちりと引き付け、それに続いて、イッセーやカっちゃんの即興でのギ ターソロ・バイオリンソロ演奏を聴いてもらいました。最後に、女子全員で「カンナムスタイル」のダンスで盛り上がりました。幼稚園生達はノリノリでした。その後、リサ先生が用意してくれていた、バディーとの記念写真ジグゾーパズル作りをしました。
お昼ご飯をバディーらと食べた後、午後の時間は、お世話になったホストファミリーやノックスの先生方へのお礼の手紙書きや、フェアウェルパーティーでのスピーチや新たなパフォーマンスの練習に取り組みました。カっちゃんに刺激されてカオリもバイオリンにチャレンジすることにしました。また、みんなで歌う歌として、イッセーやマホに加えてエリナのギターも取り入れて、ゆずの歌を大合唱することになり、みんなで楽しく 練習に取り組みました。もうこの段階では、学園生達は、必要な楽器や機材などを自分達で直接ノックスの音楽の先生らの交渉して準備するようになっていました。何とたくましくなったことでしょうか!
そして、午後4時。キャメロン達による打楽器での演奏を皮切りにフェアウェルパーティーは始まりました。ピーター先生・ケリー先生・スーザン学園長のスピーチに加えて、9月に日本にやって来るジョシュアのちょっぴり日本語を交えたスピーチがありました。ジョシュアは、ピアノ・トロンボーン・バイオリン・ドラム・サックスフォーンを演奏出来るだけでなく、毎週土曜日には、モナッシュ大学で日本語を勉強しており、ペラペラと日本語を話すことが出来るぐらいの多才青年なんです。
学園側からは、リホとエリナの感謝の気持ちがいっぱい詰まったスピーチがありました。リホはすでにスーザン学園長のスピーチに感激してしまい(えっ、あのスピーチの英語がちゃんと聞き取れたってことはかなりの英語のリスニング力アップですよ!)、涙涙のスピーチとなりました。続いて、スージー(中村先輩)もスピーチしてくれて、ノックス校への感謝と共に、学園高校生達の2週間での成長ぶりに感激しているという話をしてくれました。高1女子のワンダイレクションのダンスでは、ユイハがポロポロと大粒の涙を流しながら踊っていました。カっちゃんとカオリは、パッヘルベルのカノンで聴衆を魅了し、このバーティーでもマホのきれいな歌声がマイコのピアノに乗って響き渡りました。ダン ス部の副部長だったスージー(中村先輩)は、みんなと一緒にカンナムスタイルのダンスを踊りました。そして、最後に、ゆずの歌を熱唱して、パーティーは最高潮に盛り上がりました。パーティーの冷め止まぬ余韻の中で、ノックスで出会った生徒や先生方と最後の思い出の写真をおのおの心ゆくまで撮って、会はお開きとなりました。みんな、ホストファミリーに連れられて、帰宅の途に着きました。さて、メルボルンでの最後の夜、それぞれどんな時間を過ごしたのでしょうか?