美術部:湘南モノレール江ノ島駅の壁画制作 5日目(最終日)

2014年5月3日

湘南学園美術部:GWの特別活動

“湘南モノレール江ノ島駅の壁画大制作”5日目(最終日)

 
 “湘南江ノ島駅の壁画がついに完成!!”

  作品テーマ  : 湘南江ノ島の海とタコ

  作品タイトル :“OCTOPUS  ~先輩へのHOMAGE~”

  ~ ご支援頂いた全ての方々に、HOMAGE ~
 湘南モノレール江ノ島駅での壁画制作の5日目。


 いよいよ壁画制作も本日が最終日となりました。ゴールデンウィークも後半に入り、江ノ島駅利用客の方々も午前中からすでに往来が激しい一日となりました。

 壁画制作の作業は、昨日の段階でマスキングテープのカットも行いほぼ完了していたため、最終日となった本日は壁面全体の微調整と清掃活動を中心に行い、午前中には全行程の作業を無事終了することができました。

 江ノ島駅の2階から4階の階段壁面に色とりどりに描かれた作品を鑑賞しながら階段を上り下りする乗降客の方や小さなお子さんたちからは、皆それぞれに多種多様な反響がありました。

「うあっ、あそこにタコがいるよ、お父さん!」
「このタコさんはお利口なタコかな? それとも怖いタコさんかな?」
「すごいけど、僕ちょっと怖いよ。」
「あらっ、上の階にはアリさんたちがいるのね」
「かわいいアリさんたちね。」

そうした反応はそれぞれに大変興味深いものでした。部員たちが心を込めて描いた壁画の作品一つひとつに、今まさに“命が宿り”、“魂が吹き込まれた”ことを確かに感じ取った瞬間でした。美術部員たちの制作に賭けるひたむきな姿とこの数日間の健闘の成果に強く心を打たれました。美術作品、とりわけ絵画には縁遠かった顧問も、改めて芸術の偉大さを再認識させられた瞬間でもあります。

 最終日前日となった昨日は、部員保護者の方々を初め、本校校長の山田明彦先生や40年以上もの永きに渡り湘南学園に奉職された平井満先生も現場へと駆けつけて下さいました。また最終日となった本日は早朝より多くの保護者の方々、美術部OG、そして湘南モノレール田中孝治社長にも現場へと足を運んで頂き、部員たちもより一層の大きな励ましを頂くこととなりました。
 校内のクラブ活動としては、日々大変ゆったりとそして穏やかに活動に取り組んでいる美術部員にとっては、今回の壁画制作の経験がどれほど貴重なものになったかは計り知ることができないことと思います。

 最後になりましたが、今回の壁画制作に際して、このような貴重な機会を与えてくださった湘南モノレール株式会社の益々のご発展を、湘南学園美術部部員一同心よりお祈り申し上げます。そして湘南江ノ島駅構内により一層の明るさが加わり、駅構内をご利用の皆様方にも楽しいひと時を感じて頂ければ、この上ない喜びです。

平成26年5月3日 湘南学園美術部
湘南学園美術部顧問:渡邉哲郎、中泉清和
美術部指導コーチ :内藤ひとみ