カナダセミナー 1・2日目
2014年7月20日。
成田空港発16時エアカナダ航空10便にてカルガリーへと総勢40名の生徒と共に到着しました。私たちにとって長かった39時間もあった7月20日は非常に濃厚でした。参加生徒の中には「初海外・初飛行機」組の生徒が離陸時に見せていた好奇心いっぱいの表情は特に印象的でした。時差ボケ軽減のため、「フライト中、最初の食事のあとはとにかく寝るべし」というアドバイスを聞いてくれたのか、静かに9時間半のフライトが過ぎていきました。
まず、約6時間カルガリー市内の観光。後半のカルガリータワーの展望台から街を見下ろす頃になると、ホストファミリーに早く会いたいとの声がどんどん盛り上がっていきました。カナダセミナーが行われる「エアドリー」の街の方向を眺めながら、期待に胸を膨らませる生徒達が印象的でした。
現地時刻の夕刻4時過ぎ、学校での「ウェルカム・セレモニー」が行われました。いよいよホストファミリーとの対面です。生徒達の名前を模造紙に書き込んだ歓迎の温かさに、生徒も嬉しさを隠せません。初対面の挨拶を済ませて、今日から2週間の家路へと向かう生徒達でした。
10周年を迎える「湘南学園カナダセミナー」は、長年にわたって継続的に現地で面倒を見て下さるコーディネーター、先生方、そしてホストファミリーとの皆様の温かさによって実施されています。それらの方々との友情が、細部に微調整を図りながらのセミナー運営を非常にスムーズにしています。
第2日目となる翌日、生徒達は元気に登校して授業初日を迎えました。時差ボケに目を眠そうにしている生徒が何名かいるのは想定内。ホストファミリーと話が通じにくかった生徒が、ほかの生徒から辞書を使用してコミュニケーションを図る方法を伝授されていました。お互いのファミリーの様子を語り合い友情を深めつつあるようです。
クラス分けテストは、英文の手紙書き、そして簡単な会話試験によって行われました。日本での観点よりも「応答の内容」に重点を置いた評価方法。失敗を恐れずにとにかく話すこと、これも英会話の上達に欠かせない要素なのだとカナダの先生方は力説します。
クラス分けも発表され、午後には、生徒達はカナダの先生達4名、カナダの生徒達9名と共にエアドリーの市内ツアーに出掛けます。カナダの生活を舞台にした、青春のドラマはまだ始まったばかりです。