中学一年生の英語:My Treasure(私の宝物)
湘南学園中学校では検定教科書のNew Crown English Seriesを使っています。この教科書は公立の学校でも使用されていますが、湘南学園では英会話を含めて週6時という英語の時間数を生かして、教科書の読解に加えて①文化的背景、②Speakingを含む発表・意見交換を行っております。
今回扱った教科書のMy Treasure(私の宝物・大切なもの)というコーナーは、伊勢華子さん著『「たからもの」って何ですか』という絵本が基になっています。この本は世界中の子どもたちに24色の色ペンをわたして描いてもらった大切なモノがイラストと共に紹介されている内容になっています。教科書にはカナダ・ケニア・メキシコの子どものイラストとその紹介の英文が抜粋されています。
湘南学園ではこのコーナーを以下のように取り組みました。
1時間目:文法事項の説明と本文の読解
2時間目:カナダ・ケニア・メキシコに関する文化を知る・自分の宝物について考える
3時間目:自分の宝物について発表する
今回このブログで紹介するのは3時間目の発表についてです。生徒に自分の大切なモノについて小さい画用紙に描いてもらい、それをプロジェクターで教室のホワイトボードに写しながら生徒に発表してもらいました。神奈川県全県や東京都などいろんなところから集まってきた中学1年生ですが、この時期にはだいぶ人間関係ができています。この発表を通じて、「気づいていなかった友達の側面について知る」ことができればという隠れたねらいもあります。37人の生徒がいれば37の「宝物」「大切なモノ」がありますので、他の人の発表に否定的な意見を言わないことは大前提です。
それでは実際の発表で出てきた「大切なモノ」をご紹介!(カッコ内は筆者のコメント)
家族・友人(いいですねぇ)、ペット(犬・猫が多かった)、本(私も好きです)、音楽(同感)、部活動(頑張れ-!)、自分の部屋(分かるなぁ)、宇宙(なんと壮大な!)、伯方の塩(!!!)
英語の授業で英語のみを学ぶのは20世紀の話!海外の文化や価値観について知り、英語で自分の意見を発表したり、他の人の意見を聞いたりするのが湘南学園です。