中学2年英会話 授業の工夫とアイディア
湘南学園中学校では、週に一時間英会話の授業があります。すべてのクラスを人数で半分に分けての少人数で、一人一人がNET(Native English Teacher:英語が母語教員)と個別にコミュニケーションを取ることができる恵まれた環境です。
インタビューのActivity:GW明けすぐとは思えない熱気が伝わってくる
さて、今回の学びブログでは一般の授業の様子をご紹介します。授業のねらいと手順は以下のようになっています。
1.挨拶と出欠確認
2.英語の歌
3.Activities(一般動詞過去形の復習)
3.1.教員による導入
3.2.ゲーム形式のActivities
4.まとめ
特徴的なのは授業の初めに英語の歌を歌うことです。誰しもいきなり「英語を話そう」といってもなかなか話せないものです。まずは、英語の歌を歌うことで、教室の雰囲気を英会話モードに切り替え、誰もが英語を話しやすい雰囲気を作ることができます。
記念すべき今年度最初の英語の歌は、往年のジャズスタンダード曲L-O-V-E!歌っているのはもちろんNat King Coleです。Nat King Coleが亡くなる前年1964年の大ヒット曲のL-O-V-EはCM等でも多く使われており、皆さんもどこかで聞いたことがあるはずです。
うまく歌えるかな?:初回なので歌詞カードから目が離せない…
選曲にも「生徒たちの年代ではあまり好んで聞くことの多くないジャンルの曲を紹介したい!」という教員の(熱い)思いを反映しています。時代・年代を問わず、様々な良い文化に触れることは、まさに温故知新ですね。
歌詞カードには所々空欄(赤字部分)があり、リスニングのトレーニングも兼ねている
Activitiesもなかなか工夫されています。今回の目的は「一般動詞の過去形」を復習すること(例えばplay→playedやhave→hadといった変化)ですが、カードを使ったシンプルなゲームで、生徒が楽しく取り組めるようになっています。
手作りのカード:現在形の動詞を過去形に直しつつ、ポイントを集めていく形式
Activitiesでは男子は男子とだけ、女子は女子とだけしかコミュニケーションをとらないということを避けるため、必ず男子2名/女子2名とコミュニケーションを取るようにしています。男女共学校の良さですね。
たった1時間の英会話の授業にも、これだけの工夫やアイディアがあるんですね。今後も、どんどん英会話の様子を紹介していきますので、また学びブログをみてくださると嬉しいです。