2015年度 オーストラリアセミナー12日目
昨日オーストラリアセミナー11日目の報告に添付した写真の中に、「The 7 Habits of Highly Effective Teens」という本のタイトルと、978-0-684-85609-4というその本のISBN番号があったと思います。この本は、合気道を教えてくれたマルチメディアのスティーブン先生が、「若者がこれを読めば必ず人生において成功出来る」と勧めてくれた本です。生徒の皆さんには、是非、いずれの日にか、読んでもらえたらと思っています。
さて、今日は、生徒達がとても楽しみにしていたメルボルン市内観光に、ノックス生達と一緒に出かけました。朝は、普段とは違って、それぞれのステイ先から駅に集合して、そこから電車に乗って、メルボルンで一番古いフリンダーストリート駅に着きました。この駅は、150年前に建てられたもので、黄色と赤褐色の煉瓦造りのとても素敵な駅舎でした。
メルボルンでの市内散策は、ここフリンダーストリート駅をスタートして、美しい景観のセントポール大聖堂を横目に、市内を流れるヤラ川に沿って歩き、クリスマスやニューイヤーイブ、また、何かオーストラリア人にとって嬉しい知らせがあると、多くの人々が集うフェデレーションスクエアにたどり着きました。ここは、ロンドンでいうと、トラファルガースクエアのような場所なんでしょうか。冬のメルボルンの街並みも情緒深いものがあり、今こうしてここ南半球を散策している自分達が、何だか信じられないような不思議な気分にもなりました。
ユリカタワーのユリカは、先週訪れたババラットで起こった、ユリカストケイド(= ビクトリア政府と金採掘人達との衝突)のユリカで、「金」を意味しています。このユリカタワーの最上階に、南半球で一番早いエレベーターを使って昇り、そこから美しいメルボルンの街を一望しました。メルボルンは、文化やスポーツ施設がとても充実した街です。世界一のMCG(= メルボルンクリケットグラウンド)、スポーツカーレースのフォーミュラワンの毎年のオープニングレースが行われるのも、ここメルボルンです。競馬のメルボルンカップでは、世界中からお客さんがメルボルンに押し寄せてお祭り騒ぎになります。テニスのグランドスラムの1つである全豪オープンテニスもメルボルンのロッドレイバーアリーナで開催されます。その他、劇場やコンサート会場、美術館や博物館など、市民がレジャーと教養あふれる生活を送るための施設が、メルボルンには数多く点在します。
その素晴らしい施設の1つである、全豪オープンテニス会場となるロッドレイバーアリーナにも僕達は実際に足を踏み入れました。そこでは、そのセンターコートやトッププレイヤー達が使ったロッカールーム、インタビュールームやVIP特別席などを見学しました。センターコートは、テニス以外にも、コンサートや他のスポーツイベントにも使用されます。中でも驚いたのが、水泳会場にもなるということですが、ドイツから持ってきプールを天井の屋根を開けて、そこからプールを入れて、テニス会場を水泳競技場へと早変わりさせるんだそうですよ。ロッカールームには、実際に世界のトップ選手達が使ったロッカーを見て触って来ました。今年の1月の全豪オープンテニスで、フェデラーやジョコビッチや、そして、日本の錦織選手も使ったロッカーが、どのロッカーなのかも分かっており、生徒達は、夢中になって、それらのロッカーの前で写真を撮っていました。
センターコート施設での見学が終わると、いよいよ生徒達が実際に、世界のトップ選手達が試合前のウェーミングアップで使ったテニスコート3面を使って、インストラクターの方々の指導のもとでテニスをして楽しみました。ノックス生も学園生も本当に有意義に時間を過ごせたようで、テニスが終わると、「もっともっとやりたい!」とのリクエストの声があがっていました。こうして今日のメルボルン市内観光でも、大変素敵な思い出を作ることが出来ました。