2015年度 オーストラリアセミナー13日目
充実した日々はとても早く過ぎ去るものです。今日は、ノックス校へ登校する最後の日となりました。
1校時は、学園生達がずっとお世話になって来た小学生達と一緒に小学校のアセンブリー(全校集会)に参加しました。ノックス校では、児童や生徒達の努力の成果を常に日常から褒め称えることを指導の柱にしています。今日も、ノックスの子ども達の多くが、この全校集会で、それぞれの努力に対して賞状をもらったり、ブレザーのワッペンにつけるバッチを授与してもらったりしていました。
集会の中で、校長先生が、「成功をおさめるにあたって、最も大きな障害となることは何でしょうか? それは、失敗することを恐れることです!」と子ども達にメッセージを送っていました。また、「良きリーダーになるためには、どのようなことが必要ですか?」いう質問を児童達投げかけ、それに対して、子ども達は、次々と手をあげて、色々な意見を言っていました。まるで、授業中でのやりとりの様子が、この全校集会でも見ることができたのでした。
この後、湘南学園生からの出し物を披露しました。まずは、カナとユウのスピーチです。スピーチの中で「日本へ行きたいと思っている人は手をあげて下さい!」という呼びかけに対して、子ども達がゾロゾロっと手をあげてくれました。この子達に対して「それでは、私達のスーツケースに入れて日本へ持って行ってあげますね!」というユーモアの利いたスピーチに会場から笑い声が起こりました。
スピーチに続いて、レイサが「ギャル」について、ユウが「忍者」についての英語によるプレゼンテーションをしてくれました。2つともテーマが小学生にとってとても面白く、なかなか流暢な英語でプレゼンしてくれたので、どの子も興味深く聞き入っていたようです。プレゼンに続いて、チーちゃん伴奏でミチコとレイサがディズニーのホールニューワールドを歌ってくれました。マイクを用意したのですが、二人ともそれをあえて使わずに生の声できれいな歌声を聞かせてくれました。
2校時は、マーク先生の音楽の授業で、楽しく歌ったり踊ったりした後、学園生はウクレレを、ノックス生は木琴と太鼓を使って、合奏も指導してくれました。最後に、学園生達が、ハイスクールミュージカルのダンスを披露し、それをノックス生に教えて、コラボでダンスをして楽しいひと時を過ごしました。
3校時は、小学2年生と交流授業をして、ノックス小学校に別れを告げました。ノックスでの最後の授業となった4校時は、インターナショナルコースの高校2年生の生徒達との交流授業を行いました。お互いが第二言語としての英語を使ってコミュニケーションをとって、自己紹介やゲームをして和やかに楽しく交流しました。最後にラインやメールアドレスをお互いに交換して、仲良く写真をとったりしていました。日本と中国の両国の間には、まだまだクリアしていかなければならない政治上での壁がありますが、こうして、若い世代の青年達は、そうした壁を気にせずに、お互いを理解し友好を深めていくことが出来るということを実感させてもらいました。
夕方の4時からは、フェアウェルパーティーが行われました。お世話になったティナ先生の司会のもとで、ピーター副学園長先生やアラン学園長先生、2年連続で日本にやってくるジョッシュとダイナのスピーチがあり、マーク先生の指揮のもとで、ノックス小学校の合唱隊の子ども達が、素敵なコーラスを聴かせてくれました。また、韓国からの留学生のキムさんが、プロフェッショナル級のピアノ演奏を披露してくれました。
学園生からは、チーちゃんとサエのさわやかなスピーチ、コスモスの全員での合唱、ダンス部員のカナ・メイヴ・ミチコ・レイサ・ユウによる本格的なダンス、そして、最後は、男子4名を含めた学園生全員によるハイスクールミュージックのダンスで締めくくりました。みんなこの2週間のノックス校での研修を達成感いっぱいで終えることが出来たようでした。ダイナからは、セミナー参加のみんなに、ブレザーにつけるオーストラリアカンガルーのバッチをプレゼントしてもらい、最後は、みんなで今度は日本での再会を誓い合いました。