中1 総合学習
中1の総合では、「1人1人が貴重な存在で、個性があって当たり前」という視点で、これまでに13時間を使って考えてきました。そのまとめとして、今日の3時間がありました。
4校時は「違いのちがい」というテーマで、グループワークを行いました。あるクラスでは、「移動教室で男子は椅子を運ぶが、女子は運ばない。」だったり、「Cさんは1人でどこへでも旅行に行けるが、Dさんは車椅子に乗っているので、1人で思うように旅行に行くことができない。」などについて、自分の意見をグループ内で発表しました。どのクラスも活発に意見を出し合い、非常に良いグループワークだったと思います。
5校時は、4校時で出た意見を、グループごとに発表しました。各クラスとも総合委員が中心となって、それぞれのグループからの意見を吸い上げました。総合委員も非常に立派でした。
6校時はホールに移動して、総合学習の総括を行いました。そこでは「あなたのたからもの」という絵本を総合委員の代表が朗読しました。200人を前に読むことは大変であったと思いますが、見事に大役を果たしました。また、聞き手の生徒達の姿勢も素晴らしく、総合のまとめらしい時間を共有することが出来ました。
最後に、総合担当の教員からまとめの話がされました。その後の教室に戻っての振り返りも、どの生徒も真剣に行うことができました。
これで、15時間を費やした中1の総合学習が終了となります。
「自分とは異なる価値観の存在を理解した上で、自分とは違う考え方を持った人を認めることが大切である。どんな人とも、お互いの違いを生かして協力し合える柔軟な心を持ってくれるとうれしいです。」総合担当の教員のまとめの言葉です。
「総合の時間だから考えることができた」では、意味がありません。ここで学んだものを常に心の中に入れておき、今後の学校生活や人生に活かして行って欲しいと思います。