中1総合学習の様子をご紹介します(1)
今年度、中1総合では「自分を理解する 他人を理解する」を大テーマとして、
● 命の大切さと、一人ひとりがかけがえのない存在であることを自覚し、自己肯定感を養う
● 他者との違いを認め、尊重することの大切さに気づくこと。また、社会の課題を発見し、自らすすんで行動する自発性・自主性と、仲間と力を合わせて考え行動する連帯性を育む
この2つを目的として学びを進めていきます。
5月10日(火)、中1では1~3校時を利用して、第1回の総合学習「自分の命の大切さを知ろう」を行いました。
まず、生徒たちは中高ホールに集まり、学年主任や総合学習担当教員から総合学習の目的や具体的な取り組みについての説明を受けた後、GW中に宿題として課され、提出していた作文(①自分が生まれた時のこと②家族は自分のここが好き、このどちらかを選んで書く)の中から、各クラス担任が特に印象に残った作品を朗読しました。生徒たちはGW中に家族とこの事で話し合ったことで、改めて生まれてくることがどれだけ大変で、そしてどれだけご両親をはじめご家族が喜んだかを再認識したかと思います。
ついで学年主任より、ご自身の子が誕生死(亡くなった状態で出産)したあるご夫婦の手記が紹介されました。夫・妻それぞれの亡き愛娘への愛情は、生徒たちの心に大きく響きました。
休憩を挟んだ後、今度は容貌障がいをお持ちのある女性のドキュメンタリービデオを鑑賞しました。偏見に苦しみ、心の傷を抱えながらもご家族の愛に支えられ前向きに生き、一人芝居に挑戦する彼女の姿に、生徒たちは大いに心を揺り動かされたことでしょう。
教室に戻ってからは、まずホールで学んだことの感想を個人で書いてもらいました。
次いで各クラスグループに分かれてグループディスカッションを行い、他者の意見を傾聴する重要性も学びました。
最後に各班代表者がまとめのスピーチをして、この日の総合学習は終了となりました。
次回は第2回「当たり前にできることのありがたさを知ろう」の模様をお届けします!