卒業生からの学びブログ 第4弾
2013年3月に卒業し、現在山口大学教育学部に在学中の平野太一くんよりお便りをいただきました。
そこには、周防大島での教育実習の素晴らしい体験が綴られていましたので、是非ここでご紹介したいと思います。
2週間ばかりですが、周防大島の小学校に最後の委託実習に行ってきました。湘南学園にゆかりのある人は周防大島と聞くとピンとくるのではないでしょうか。
そう、修学旅行で行ったあの島です。湘南学園が初めて民泊を始めて、今もその関係が続いているのが周防大島です。今回の委託実習校の中に周防大島の小学校も含まれていたので、これも何かの縁と思って周防大島で最後の教育実習決めました。宿泊先は7年前の修学旅行の民泊でお世話になったおじさんおばさんの家。当時から年賀状の交換が続いており、大学に入ってからも何度か遊びに行ってたということもあって快く引き受けてくれました。事前訪問の時に一泊し、いよいよ周防大島での生活が始まりました。
朝起きて、おじさんおばさんと一緒にご飯を食べて、いってきます、いってらっしゃいで1日が始まり、ただいま、おかえりといってみんなで談笑しながら夕御飯を食べて1日が終わる。そんな平和な日々だったと思います。
学校から帰ると7年前と同じように餃子作りをすることもありました。土日には近所の方と一緒にみんなでドライブしたり、島の人が激励会という名のお食事会を開いてくれたり、船を出してくださって沖まで釣りに出かけるということもありました。ちゃぶ林でお世話になった、たかりょうさんにもお会いできました。
今回、僕自身が初めて周防大島で民泊した湘南学園の生徒の一人ということもあり、島の役場の人や中国新聞さんからの取材もありました。もう少ししたら新聞に記事を載せてくれるらしいです。また、島の教育長さんもわざわざ実習校先まで会いに来てくださいました。本当に周防大島の人たちにお世話になり尽くした2週間だったと思います。
実習が終わりに近づくにつれ、山口に帰らなきゃいけないという寂しさもありました。おじさんおばさんは僕を本当の孫のようによくしてくれます。家にいると「うちの子になりんさい(笑)」と言い、外に出れば「わしらの孫です」と島の人に紹介してくれました。本当に嬉しかったです。なので、僕も伝えておきました。「おじさんとおばさんは血は繋がっていないけど、僕の大島のおじいちゃんとおばあちゃんです」って。
実習中は全校生徒とドロケイをしたり、ドッジボールをしたり、サッカーをしたりと、学年性別問わず遊んでいたので、最終日のお別れは本当に辛いものでした。「平野先生、平野先生」と言ってくれた子どもたち。本当に感謝しています。
今回、周防大島で最後の教育実習ができて本当によかったと心から思います。大島を去るときは寂しいものでしたが、また会えます。夏と秋にそれぞれ大島に行く予定なのですから。
周防大島との不思議なご縁はきっと何かの運命なのだと思います。いつまでもずっと大島に関わりを持っていければなあと思います。