2016年度 オーストラリアセミナー3日目
昨夜、ホストファミリー宅での英語漬けの初めての夜を過ごした学園生達は、今朝はみな元気に、ノックス校へ登校して来ました。
まず私達が参加したのは、ノックス校の素敵な講堂でのウェルカムレセプションです。このレセプションでは、ノックス校の生徒達の音楽の取り組みのレベルの高さに学園生達はびっくりしたのではないかと思います。私達を迎えてくれた今回のパフォーマンスは、オペラ歌手のような美しい歌声の独唱、ペンガナと名付けられたノックス校の聖歌隊の合唱、そして、男の子4人のグループによるパーカッションの演奏でした。これらはみな、レベルの高さに加えて、堂々とした風格を持ったものでした。
ノックス校アラン学園長やサラとミッチェルによるウェルカムスピーチに加えて、湘南学園生も英語によるスピーチをしました。リカコとメグは、すべての原稿を自分達で作り上げて、マイクを持ちました。スピーチの中で、「日本に行ったことのある方々は、日本のどこが一番気に入りましたか?」と会場に質問したところ、客席のピーター先生が、すかさず、「湘南学園です!」と答えてくれました。ピーター先生は、2009年4月に初めて湘南学園に来られて、学園と姉妹校提携を結んでいただいた方です。そして、2010年度からの学園とノックス校との国際交流の架け橋としてご尽力いただきました。昨年の12月に大変残念ながらご退職されましたが、今日、湘南学園生がノックス校へやって来ることを聞いて、私達に会いに来てくれたのでした。ピーター先生、本当に有難う!
スピーチに加えて、学園生も日本で練習してきたパフォーマンスのひとつを披露しました。ランニングマンとチューチュートレインとハイスクールミュージカルの3つのダンスをミックスして、ダンスが得意な生徒だけでなく、14名全員でこのダンスを踊りました。ノックス校では、来週のノックス小学校全校集会やフェアウェルパーティーなどの場でも、学園生はパフォーマンスする予定です。
レセプションの後は、ジュースやビスケットを用意していただき、ノックス生達とのおしゃべりを楽しみました。もちろん、今日は研修初日なので、ペラペラとチャットに花が咲いたわけではありませんが、気さくなノックス生達のおかげもあって、みな英会話にトライしていました。
チャットの後は、ティナ先生の案内で、ノックス校の施設見学をしました。ノックス校の施設は、うらやましくなるぐらい素敵です。ゆったりとしたスペースの中に校舎が建てられ、人工芝と天然芝の大きな2つのグラウンドがあり、中庭にある芝生のスペースでもサッカーが出来るぐらいの広さがあります。体育館も電光掲示板付きのゆうゆうとバスケットボールコートが2面とれる広さを持つ素晴らしい施設です。そして、何よりも、1クラスあたりの生徒数の少なさと先生方の数の多さには、はなはだびっくりしました。ちなみに、小学校1年生は、2クラスあり、1クラスは10名、そして、もう1クラスは9名の児童数でした。
今日の昼食は、ノックス校が用意してくれた Fish and Chips をホストバディーや9月に日本にやって来る生徒達と一緒にいただきました。オーストラリアの Fish and Chips の魚は、なんとサメです。初めてサメを口にした学園生達は、みなこのサメをとてもおいしくいただきました。
今日の交流授業は、ノックス小学校1年生と2年生のクラスで行いました。先生方の説明を聞くだけでもとても良い英語のリスニングトレーニングになります。ここで是非、学園生達には、「少し聞き取れたかも知れない!」という体験を1つでも多くして来てもらいたいと思っています。授業に受け入れていただいているノックス校の先生方も、それぞれに工夫を凝らして、ノックス生と学園生が一緒に出来る特別なプログラムを用意してくれています。そして、何よりもとてもかわいらしいノックスの子ども達が学園生を迎え入れてくれることが嬉しいですね。
今夜の夕食は、学園生やホストバディー全員が、ティナ先生宅に集まって、オーストラリアンバーベキューをいただきました。びっくりするぐらい広い建物、中庭にはプールやトランポリン、バスケットボールリングやバーベキュースペースがある素敵なご自宅でした。ソーセージやハンバーグ、野菜サラダやケーキやフルーツなど、食べきれない位の量のおいしい食べ物をいただき、2時間半があっという間に過ぎ去るほど、とてもとても楽しいひとときを過ごすことが出来ました。もう今日のこの日を過ごせただけでも幸せな1日でした。