2016年度 カナダセミナー3日目

2016年7月21日

 3日目の本日は、天候に恵まれました。昨日まで肌寒かったものの、本日は気温が28度まで上昇し快適な1日となりました。

 今日の午前の英語の授業は、カナダのコインを使った学習と道案内などに使用する表現の学習でした。
 
 英語の授業では、16人の湘南学園生は2つのクラスに分かれています。それぞれのクラスに、先生1人とアシスタントティーチャーの高校生2人がついています。つまり、8人の生徒に対して、1人の先生、2人のアシスタントという体制です。さらに、コーディネーターのシャーロット先生が教室を行き来して授業をサポートしています。

 シャーロット先生、キム先生は現地のカルガリー市内のハイスクールで先生をしています。また、エリザベス先生は、カルガリー市内の小学校の先生をしています。
 
 アシスタントの高校生は、Harji, Tiana, Dunni, Karlです。彼らは、様々な経緯でこのセミナーに協力をしてくれています。
 Harjiはインド系の女子生徒です。Tiannaはホストファミリーとして日本人を受け入れた経験がある女子生徒です。Dunniはナイジェリア系の女子生徒です。そして、Karlは1歳のときにフィリピンからカナダに移住してきた男子生徒です。こうした様々なバックグラウンドを持った現地の高校生だからこそ、湘南学園生が困っているときに助けてあげたり、一緒に楽しく遊んだりすることがこんなにも自然にできるのでしょう。
 
 午後からは、生徒達が日本から準備してきた日本文化のプレゼンテーションをしました。プレゼンテーションの前には、練習時間が与えられました。生徒達は、発音が不安な文章については、*Help, please.*と言って、先生達に質問し懸命に練習をしました。
 
 プレゼンテーションの前で、生徒達がみな緊張していたところで、シャーロット先生は外で行うアクティビティーの説明を始めました。プレゼンテーションの前に体を動かし、リラックスした状態でプレゼンテーションができるようにという配慮でした。
 
 Capture The Flagというアクティビティーは日本でいう陣取りのようなアクティビティーでした。生徒達は英語のみの説明で複雑なルールを理解できていました。最初は若干戸惑いがありましたが、体育の授業も教えているシャーロット先生の的確な指示で楽しんで参加することができていました。終わった後は、「楽しかった!もっとやりたかった!」という声が多く聞こえてきました。
 
 体を動かして、リフレッシュしたあとは、いよいよプレゼンテーション。パワーポイントや紙芝居、書道の道具などを利用し、それぞれが選んだ日本文化のテーマについてプレゼンテーションをします。書道のプレゼンテーションでは、先生達の名前をその場で漢字で書いてプレゼントするというサプライズがありました。また、日本の電車についてのプレゼンテーションでは、新幹線を7分で掃除する様子を説明し、周囲からは驚きの声が上がっていました。また、プレゼンテーション会場には、七夕の笹をかざりました。短冊には、全ての先生、生徒が英語で願い事をかきました。こうして、プレゼンテーションは、それぞれが工夫を凝らしとても興味深い発表となりました。​