2016年度 オーストラリアセミナー5日目
今朝は、メルボルンは朝から雨が降っていました。しかし、ここの天候は、Enjoy Melbourne weather! と言う言葉があるように、イングランドの天候のようにとても変わりやすく、1日の中に雨と曇りと晴れがあることは決して珍しくありません。空気がとても乾いているので、雨が降っても傘をささない人がいるのも珍しくありません。
さて、今日の1時間目も、ティナ先生のクラスでの交流授業でした。昨日と同様に学園生のプレゼンからスタートしました。今日プレゼンしてくれたのは、ミカとナナコでした。ミカは自己紹介を、そして、ナナコは日本の暑中見舞いと年賀状です。
ミカは軽音楽クラブでギターを弾いているので、音楽好きなノックス生も自分が弾いている楽器について「僕はバイオリン」「私はビオラ」「僕達はチェロ」とプレゼンの最中に楽しいやりとりが出来ました。
ナナコのプレゼンはまさに日本独特の文化でした。ここでは、誕生日カードやクリスマスカードは送っても、真夏の挨拶や新年の挨拶のための手紙は書かないので、興味深く聞いてもらえました。
この時間は、ノックス小学校3年生が作成したメルボルン紹介のニュースキャスターとレポーターのやりとり形式の本格的なテレビ番組のようなビデオを見せてもらいました。ノックス校には、マルチメディアという授業があり、本格的なテレビスタジオのような施設があります。そこで、すでに小学生からこのような撮影をして番組作成が出来るんですよ。
2時間目のインターナショナルコースの高校2年生のクラスにおける中国語の授業での交流はとてもとても有意義な時間を過ごすことが出来ました。始めに、このクラスの日本好きの女子生徒が見事な日本語でのウェルカムスピーチをしてくれて、これには学園生達、度肝を抜かれ拍手喝采でした。
その後、グループを作って留学生達とそれぞれの第二言語である英語を使って、色々なおしゃべりをしました。約50分程ずっとコミュニケーションしていたのですが、時間が本当に足りないぐらいでした。ケイやアスカが、「英語が第二言語の人同士が話すのは、言っていることが良く分かるし、本当に楽しかった!」と興奮しながら語ってくれました。来週のこのクラスの皆さんとの2度目の交流がとても楽しみです。
3時間目のブラック先生のクラスでは、ノックス生と一緒に創作活動をした後、ブラック先生のギターの伴奏に合わせて、色々な歌を歌いました。その一緒に歌を歌っている時、アーリーが目から涙を流していました。アーリーが、授業の後、こんなに嬉しい感想を聞かせてくれました。「歌を歌っている時、なんだか世界がつながったような気がして、感動して涙が出ました」と。この言葉を聞いて、生徒達と一緒にオーストラリアに来れて、本当に良かったと思わせてもらいました。
午後は、マユのホストファミリーでもあるマーク先生の音楽の授業に参加しました。日本での授業とは全く違って、楽しい歌やダンスが切れ目なく続きます。また、バイオリンとチェロ、ドラムと太鼓、そして、ウクレレによる合奏までやりました。これらの楽器がばっちりそろっている点もすごいですよね 。
また、マユやアーリーもピアノ演奏を披露しました。アーリーは人気のポピュラーソングを弾いてくれたので、そのピアノの旋律に乗って、自然と学園生達の口からコーラスの歌声が飛び出しました。
最後の授業は、壁いっぱいに鏡をはりめぐらしたダンススタジオで、とても楽しくダンスを経験しました。今日のインストラクターは、ノックス校の美術の先生の娘さんで、昨年11月にノックス高校を卒業して、何と世界ランキングでは東大と肩を並べるレベルの名門メルボルン大学への進学が決まっており、今は、ギャップイヤーといって、大学進学前の1年間を旅行やアルバイトなどをして有意義に過ごしているんだそうです。大学では、ダンスではなく心理学を専攻するとのことで、こんな素敵な18歳の女の子に学園生達はダンスを教わりました。レッスンの最中に、このダンススタジオを通り過ぎようとしていたノックスの女子生徒2名も、突然僕達のレッスンに加わって来ました。こうしたすごくフレンドリーなところが、まさにオーストラリアですよね!