2016年度 カナダセミナー11日目
時間が経つのは早いもので、カナダセミナーはもう11日目となりました。学校で授業を受けられるのは、本日を含めてあと2日です。生徒たちは学校にすっかり慣れ、楽しみすぎるくらい楽しんでいる場面も見受けられます。
今朝、全員が学校に集合したところで、コーディネーターのシャーロット先生から生徒全員に話がありました。その話は礼儀についてでした。「生徒が話を聞くとき、わからないことがあったりすると、周りの人と話を始めてしまったり、指示を聞いていなかったりする場面があります。それは、前で話をしている人に対して失礼にあたる。また、話しかけられた相手にも失礼にあたる。前で話をしている人を尊重しよう。」という内容でした。
一方、シャーロット先生は、生徒たちが学校で快適に過ごし、活発に授業に参加している様子を褒めてもいました。英語で会話をすることにほとんど抵抗が無くなっている上に、毎日を楽しんでいる生徒たちだからこそ、こういった注意を受けるとも考えられます。
人を尊重するということは、文化が違っても同じことです。特に、海外にいるときは日本語がわからない相手の前で、日本語で話し続けることは失礼にあたります。生徒たちは、シャーロット先生の話をとても真剣に聞いていました。カナダセミナーでは、こういった国際感覚を身につけることも目的としています。
本日の英語の授業は、まず、今まで学習した文法の総合演習として、生徒自身がストーリーを作りました。
そして、その後はカナダの国土について生徒たちが主体的に学びました。カナダの国土について短い講義を受けたあと、生徒たちはペアに分かれました。各ペアには、ランダムに別々の州の情報が書いてある紙が渡されました。生徒たちは、州の歴史や気候などの情報をペアと協力し、ポスターにして、プレゼンテーションをしなければなりませんでした。限られた時間の中で、生徒たちは多くの情報を処理しなければならないため、先生やアシスタントの力が必要でした。生徒たちは、積極的に先生やアシスタントに意味や読み方を聞き、解読した上で、要約してまとめなければなりませんでした。英語を学びながらカナダのことを学び、さらに協力しながらプレゼンテーションを作るという難しい作業に、必死に取り組んでいました。