9月・10月 中高図書室から
中高図書委員会は、学園祭ではじめての『チャリティ古本市』に取り組みました。4月から半年近く、何度も会議を重ねながら準備をしてきたかいあって、当日は多くのお客さまで賑わいました。3時間限定の企画でしたが、集まった募金総額は2万1510円! 委員も大満足の結果です。なにより、販売にかぎらず募金のみのご協力も多数いただけたことが、大きな助けとなりました。この場を借りて御礼申し上げます。
集まった募金は、東北の被災地で移動図書館事業を行う『走れ東北!移動図書館プロジェクト』と、全国学校図書館協議会の『平成28年熊本地震 被災地学校図書館への支援』へと寄付します。募金先は生徒が選びました。当初は一ヶ所に絞るつもりでしたが、話し合ううちに「東北の被害が大きすぎる」「でも熊本も直近で大きな被害を受けたわけだし…」と選びきれなくなる姿が印象的でした。
古本市当日には、企画班班長力作の募金先紹介のポスター・チラシを配布しました。
企画班に負けず、広報班も新たなチャレンジとして『先生のオススメ本』企画に取り組んでくれました。先生方からおすすめの本や、自身の読書生活についてお聞きするこの企画。
ふだん見られない先生の趣味的な側面を知れるとあって、他の生徒も大注目のコーナーとなりました。お一人ずつインタビューするのは大変でしたが、先生とじっくり本の話をするという体験は、とても新鮮で刺激あるものだったようです。
またお返し企画として『おとなの本のむし』も発行しました。いつもは大人たちに「○○の本を読みなさい」と言われている中高生が、逆に大人へおすすめする本を選ぶものです。もっと気楽な本を選ぶかと思いきや、中高生なりに大人へ気をつかったラインナップとなっているのが面白いところです。
風も涼しくなって、いよいよ読書の秋。後期の図書委員はさっそくハロウィンの企画を練っています。彼らの意欲に応えられるよう、図書室もさまざまな展示を行い、魅力的な新しい本を揃えてみなさんをお待ちしています。