中学3年 研修旅行 その2
2016年12月1日
この日はコースごとに分かれて体験学習をしました。
瀬戸内海に浮かぶ小島の祝島(山口県上関町)を訪れるコースは、朝7時半にホテルを出発しました。島では4コースに分かれてハイキングや散策、サイクリングをしながら、IターンやUターンの方々から島の暮らしを学びました。
食べ物だけでなく建築資材やエネルギーに至るまで、生活に必要なあらゆるものの地産地消をすすめる工夫、牛や豚を利用した農園や、不耕起農業、自家採取などの自然農法の取り組み。いずれの体験も初めてのことばかりで、魅力的な体験となりました。
この島の向かいの長島には、上関原発の建設予定地となっている田ノ浦の浜があります。建設予定地を眺めながら、島の人たちの原発に対する思いを聞き、原発に依存する都市型の大量生産、大量消費の仕組みに疑問を持った生徒もいたようです。
最期の感想交流では、
「自分は今まで都会目線で物事をみていた」
「自分の軸を持っている人が沢山いて刺激を受けた」
「食と暮らしが直結している島の暮らしは魅力的である」
などの意見が出され、学びの多い1日となりました。
このほかのコースは、以下の通りです。
・平和ガイドさんの案内で広島市内のフィールドワークをするコース、
このコースは午後に岩国市内で草木染め、岩国レンコン、オオサンショウウオなどの体験を通じて岩国の自然環境やその保全について学びました。
・宮島水族館のバックヤードを見学し、牡蠣の養殖による海の浄化などの環境学習をするコース
・岩国市内で錦帯橋の歴史や建築技術などを学んで模型を作り、伝統技術の継承を学ぶコース