中2理科 携帯用かいろと簡易冷却パックを作ろう!
中2理科1分野(物理・化学)では、「本物を通した実体験から学ぶ」ことを大切にしており、生徒による実験を積極的に取り入れています。今回は「化学反応と熱の出入り」の単元で行った、携帯用かいろと簡易冷却パック作りの実験をご紹介します!
<携帯用かいろ>
封筒に鉄粉と炭素粉末、食塩水をしみこませた紙片を入れてよく振り混ぜると次第に温かくなります。これは鉄が酸化するときに発生する熱によるものです(発熱反応)。想像以上に熱くなるので、生徒たちもびっくりしていました!
ポリエチレン袋に硝酸アンモニウムと尿素を入れます。ここに、アルミホイルで作った水袋を入れます。水袋を上から叩くと水が染み出して、硝酸アンモニウムと尿素の水への溶解が始まります。溶解する際に、周囲の熱を吸い取るので(吸熱反応)、触ると冷たく感じます。氷点下まで下がったグループもありました!
教科書を開くと、そこにはたくさんの知識が書かれています。しかし、本物を見て触れて感動することで、より深い学びになります。
実際に実験をしてみると、上手くいくことばかりではありません。グループによって違う結果になることもあります。失敗した理由、違いが生まれた理由を考えることで生徒たちはどんどん成長していきます。
これからも本校の理科では、実験を通した「本物からの学び」を大切にしていきます!