藤沢市友好都市中国雲南省昆明市の日本語を学ぶ大学生との交流 その1
湘南学園では、毎年、中国の春節にあたるこの時期に、藤沢市の友好都市の1つである中国雲南省昆明市から日本語を学ぶ大学生を日本に招き、国際交流を行っています。
昆明から香港経由で羽田空港に到着した2名の女子学生は、ホストファミリーにも迎えられて、初めての日本にとても感動していました。日本に来るのが夢であった彼女らは、毎朝約1時間ずつ日本語の音読に励んでいるそうです。そういうわけで、日本語を勉強し始めてからわずか1年半や2年半しか経っていないにも関わらず、日本人と普通のスピードで日本語会話が出来ます。ボキャブラリーも大変豊富で、「どうしてこんなに短期間で日本語を話せるようになったのか?」と彼女らの日本語の上達ぶりには毎年驚くばかりです。
日本滞在2日目は、湘南学園中高の合唱コンクールを見学した後、ホストファザーの粋な計らいで、その方がお勤めの早稲田大学商学部のゼミに招待して戴きました。そのゼミには、中国からの留学生もおり、ゼミで一緒に交流した後、早稲田の学生に秋葉原を案内してもらったようです。
3日目は、藤沢市鵠沼海岸にある中国国家の作曲者であるニエアル氏の記念碑を 湘南日中友好協会や藤沢市平和国際課、ニエアル記念碑保存会の皆様方と一緒に参拝しました。その後、市役所に移動し、藤沢市長を表敬訪問しました。藤沢市は、昨年、昆明市との友好協定締結35周年記念ということで、11月に市長をはじめ多くの市民の皆様が昆明を訪れ、国際交流を行ってきたそうです。こうした市民レベルでの草の根の交流が、平和な国際社会を築く礎になればと期待しています。