2016年度 第5回イングランドセミナー5日目

2017年3月28日

 昨日の日曜日は、ホストファミリーとの楽しいひと時を過ごした学園生達は、今朝もみんな元気に登校して来ました。昨日は、日本から持ってきたうどんやお米を使って簡単な日本食を披露した生徒も何人かいたようで、ホストファミリーとのコミュニケーションも徐々にとれるようになってきたのかも知れませんね。
 
 さて、今日は、午前中は、EFLでの英語の授業、午後は、エクセター大聖堂とその周辺散策に出かけました。リセスとランチタイムでは、学園生達が持ってきた扇子や日本のお菓子がセントジェームズ生の間で大人気となり、バディー以外の生徒達も、大勢学園生達を取り囲んで、 色々とおしゃべりしたり、学園生達に折り紙を習ったりしていました。やはり若者ってうらやましいですね。ほんのわずかの時間で、こんなに仲良くなれるんですから。また、セントジェームズ生達がみなとてもフレンドリーで、バディー以外の生徒であっても、学園生達に「一緒にご飯食べようよ!」など、どんどん声をかけてくれます。学園生達が、圧倒的多くのイギリス人達に囲まれて、国籍や肌の色などの違いなど何の障害もなく交流してくれている姿を見て、「今年もここセントジェームズスクールに来れて良かったなぁ!」と実感させて戴いた次第です。
 
 午後のエクセター大聖堂とその周辺の散策は、古い歴史の中に足を踏み入れたような感覚でした。西暦200年頃にローマ人達がエクセターにやって来た際に築いた街を囲む壁が、大聖堂の周りにはまだまだ残っています。中世の大航海時代に、有名な冒険家のフランシス・ドレイクが仲間達と一緒に航海の計画をねったパブが未だに存在しています。そうして、中世のキリスト教会の威厳と強大な力をかもし出すエクセター大聖堂は、芸術の面においても、大聖堂の巨大な建物そのものだけではく、ステンドグラスや彫刻やパイプオルガンなど、車や動力もなかったあの時代に、どうしてこのような崇高なるものを人間が作り出すことが出来たのか不思議になるぐらいの素晴らしいものでした。生徒達も、少なからず、イギリスのこうした深い魅力に感化されたことと思います。