2016年度 第5回イングランドセミナー8日目
残念ながら、本日イングランドセミナー8日目の朝、エクセターを離れなければならない時がやって来てしまいました。ホストファミリーに送られて集合場所に集まった学園生達は、お世話になったホストファミリーへ感謝のお手紙を渡して、名残惜しく分かれを告げました。中には、ポロポロポロポロと目に涙を浮かべる生徒もおり、ホストファミリーの皆さんが、心温かく学園生達を迎え入れてくれたことを実感しました。学園生達はみな“We will never forget your kindness. We will come back to Exeter someday.”と心に刻みながら、バスの窓から手を振ってエクセターに別れを告げました。
バスに揺られて3時間半、僕達は世界の大都市ロンドンに到着しました。そして、午後は、ここロンドン観光を楽しみました。車窓からは、大英博物館の自然科学館や世界一の百貨店のハロッツを目にしました。バスを降りてからは、バッキンガム宮殿で記念写真を撮ってから、花々や鳥達でいっぱいになったセントジェームズパークをのんびりと散歩しながらホワイト宮殿も見て来ました。セントジェームズパークの周りは官庁街で、そこで働く国家公務員の人達が、お昼時にこの公園の芝生のところに出てきて、お弁当を食べながらお昼休みを過ごしているのが印象的でした。もちろん、ビックベンやウェストミンスター寺院にも足を運び、その後、トラファルガースクエアを抜けて、コベントガーデンへと向かいました。そこでは、1時間15分の自由時間をとって各々ショッピングを楽しみました。
ロンドンは、イギリス生まれの生粋のイギリス人は約38%程で、残りは、各国からやって来たイギリス国籍ではない人々で占められているそうです。街の中は、国際色豊かで、様々な人々が行き来していました。バスを降りてすぐのところに、ユダヤ人の方々が、まさにユダヤ人独特の帽子をかぶり、独特のひげをはやし、独特の黒の服装をして歩いているのがとても印象的でした。日本ではほとんど見かけることの出来ないダイバーシティーを目の当たりにして、「これが現代の社会そのものなんだなぁ」と実感した次第です。これからのグローバル社会においては、生まれも育ちの文化も言語も肌の色も生活様式も異なる様々な人々と共に、一緒に手を取り合って社会を築いていくことがとても大切なんですよね。