将棋部・中学部員が全国・東日本大会へ出場!

2017年7月8日

将棋部からの報告の続きです。中学生棋士・藤井聡太四段の「デビュー29連勝」という大きな快挙や、コンピュータ研究の著しい進展を受けて、将棋への全国的な関心が高まってきています。この追い風も受ける形で、本校の将棋部員もそれぞれの棋力向上を目指しています。

その中で、中3女子部員の矢野葵が、第38回全国中学生選抜将棋選手権大会県予選で女子の県代表に選出され、8月に山形県天童市で開催される全国大会(2泊)に出場します。これまでアマチュアの市民大会や将棋道場にも積極的に参加してきた彼女の積極的な姿勢が報われて、この夏の檜舞台に立ちます。
また文部科学大臣杯・第13回中学生将棋団体戦東日本大会県予選で、本校Aチームの中1矢野温、中3土本、中3長嶋涼の3名が、106チーム300名以上の参加の中、当日5連勝をなしとげ、県内代表5チームに選出され、今月下旬に東京都内で開催される東日本大会に出場します。矢野は小学生で全国大会出場歴を持つ強豪であり、土本と長嶋は運動部や生徒会総務と兼ねる中で棋力を伸ばしました。長嶋は全勝賞をあげ、チームは格上の神大附属や浅野に競り勝っての達成でした。部開設以来2度目の東日本大会です。

かつても関東大会や全国大会で活躍した高校女子部員がいました。現在中3に女子部員が2名いるのが嬉しく、中高共学校ゆえもっと女子にも将棋の魅力をと思います。この大会では同じ選抜戦のBチームの矢野葵と菊田、交流戦Cチームの岡が4勝1敗、Bチームはリーグ3位、Cチームはリーグ準優勝でした。入部時には初心者だった部員も大会や合宿を通じて向上心を深め、将棋の奥深さを体感していきます。各自の自主研究や挨拶マナーの徹底も求めています。「考えぬく力」や「大局観」を養い、将棋を通じて対人関係を豊かにしていってほしいと願っています。
(顧問・山田明彦)