2017年度 オーストラリアセミナー3日目

2017年7月22日

 今日から、本格的なノックス校での生活が始まりました。生徒達は、とても早起きして7時45分に登校し、8時から始まるウェルカムレセプションの主賓として、ノックス校の立派なコンサートホールに着席しました。着席後すぐに、ノックス生による弦楽器による歓迎の素敵な演奏があり、ティナ先生の司会が始まりました。アラン学園長やサラやザラによる歓迎のスピーチに続いて、学園生のシオカツさんとマミちゃんが、ノックス校に来れた感謝のメッセージを英語で伝えました。

 スピーチの次は、ノックス生による管楽器の演奏がありました。ノックス校では、すべての生徒が何かしらの楽器を演奏 出来るようになるようなカリキュラムが組まれており、ドラムやティンパニー、ギターやベースなど、色々な楽器を生徒達が弾くことが出来ます。そのため、音楽の先生が数多くいるのもノックス校の特徴の1つです。ノックス生による演奏に続いて、学園生が「翼をください」を歓迎のお返しに歌ってレセプションの第一部は終了し、第二部では、ジュースやお菓子を戴きながら、レセプションに来てくれたノックス生との楽しい懇談をしました。9月に日本に来る予定のデニちゃんが、学園生一人一人にオーストラリアのカンガルーをデザインしたバッチをプレゼントしてくれました。学園生達はみなとても嬉しそうにそのバッチをブレザーにつけていました。

 レセプションの後は、ティナ 先生によるノックス校のキャンパス案内に出かけました。敷地面積・校舎・教室・食堂・グラウンド・体育館・ホール、どれをとっても、学園生達がうらやましくなるようなものばかりでした。そして、覗かせてもらった授業のすべてが、少人数教育で、平均で15名ぐらい、中には7人ぐらいで授業をしている教室もありました。「湘南学園では、だいたい1クラス40名ぐらいで授業をしているよ」という話をすると、それは「クレイジーだね」という返事がかえって来ます。その度に、日本の国家予算をもっともっと将来を担う子ども達の教育にかけてもらいたいなと強く実感します。

 校舎案内の後は、ダンテノンマーケットに出かけました。そこでは、さすが多民族国家のオーストラリアらしく、トルコやスリランカ、インドやタイ、中国やイスラム圏の国など、様々な国々の出店が立ち並んでおり、学園生達は、各々自分が好むものを買って昼食を戴き、束の間のショッピングを楽しみました。

 ダンテノンマーケットの次は、メルボルンが一望出来るスカイハイという山の中腹にある展望台に行きました。ちなみに移動は、ティナ先生ご自身が運転するバスで行いましたが、彼女は、60人ぐらいが乗車できる大型観光バスの免許も持っているんですよ。

 スカイハイは、メルボルンの中心街からわずか車で1時間程のところにある軽井沢のような素敵な雰囲気を持つ山あいに位置した展望台です。あいにく、空は晴れていたのですが、遠方の景色は薄くもやがかかっており、絶景を見ることは出来ませんでした。僕は、夜にここを訪れたことがありますが、その時見たメルボルンの夜景の美しさは、今でも忘れません。

 さて、明日と明後日は、ホストファミリーと過ごす2日間です。学園生には、是非、家のお手伝いをしたり、日本食を作ったりして、家族の一員として過ごしてもらえたらなと期待しています。