2017年度 オーストラリアセミナー8日目
今日の1時間目は、インターナショナルコースのベン先生が受け持つ中国からの留学生との交流授業でした。この授業では、お互いが英語を第二言語としている者同士が、英語を使ってコミュニケーションをとることになります。昨年度このセミナーに参加した学園生達からは、「ネイティヴの英語よりも聞き取りやすく、とても話がし易かった! この交流は来年も是非やって欲しい!」と評判の高いものでした。そんなわけで、今年も昨年度と同じように、学園生2~3名と中国からの留学生2~3名とで1つのグループを作って、まずは自己紹介を英語でやりながら交流をスタートさせました。
自己紹介のアイスブレイクを終えたあとは、英語単語連想ゲームを行いました。このゲームでは、学園生もノックス留学生も積極的に英語を使って相手にヒントを与えたり、相手に質問したりしながら、与えられた英単語が何であるかと当てていました。今年もとても楽しくそして実りある交流が出来たと思います。
2時間目は、ティナ先生による歴史の授業でした。内容は、明日の遠足で訪れる「ソヴァリン・ヒル・バララット」についてでした。「ソヴァリン・ヒル・バララット」は、1850年代から始まったオーストラリアのゴールドラッシュのあった場所です。ティナ先生からは、ゴールドラッシュの時代の人々の暮らしや「ユリカ・ストデイド」と呼ばれるオーストラリアデモクラシーの始まりとして歴史上評価されている人々と政府との衝突について説明してもらいました。この時間に話されたティナ先生の英語は、歴史用語や社会情勢を説明するための用語が含まれていたため、聞き取るのが少々難しかったようですが、生徒たちは、頑張って聞きとれるように集中していたり、始めて知る単語が出てきたらそれを熱心にメモしたりしながら、一生懸命に勉強していました。
3時間目は、Year6の授業に参加しました。授業では、はじめに今回表敬訪問されている川井学園長がハーモニカでオーストラリアの伝統的な曲「ウォチング・マチルダ」を演奏してくださいました。そしてノックスの生徒たちがハーモニカに合わせて合唱をして、とても気持ちがあたたかくなりました。また授業では、湘南学園のアリサさんとシュンくんのふたりの生徒が「着物」と「新幹線」をテーマにしたプレゼンテーションを行いました。ふたりとも、英語での発表に緊張しながらも、頑張って伝えようとしていたのがとても印象的でした。その後、クラス全体で英語のゲームを行い、大盛り上がりでした。
午後は体育の授業でした。ノックス校では、Year 7 から Year 11(日本でいう中学1年生から高校2年生)までは、それぞれ週に1日ずつまるまる午後の時間を使ってスポーツに取り組みます。今日は、学園生も午後の時間にまるまるスポーツの時間を組んで戴き、ジェフ先生の指導で、体育館で、前半は、バスケットボールとバトミントンを2つのグループに分かれて交互に行ないました。そして後半には、学園生初体験のインドアホッケーを男女交えて15名全員で行いました。ジェフ先生からこのホッケーの基本的な動作を分かり易く教えてもらった後は、2つのチームに分かれて試合をしました。この試合は、大変白熱してとても盛り上がりました。
夕方は、「Christmas in July」と酔われる夕食会に参加しました。南半球のオーストラリアは、7月は冬で、12月は夏になります。クリスマスは12月に祝うのですが、イギリスからの移民の人達がオーストラリアの冬の7月に、本国イギリスのクリスマスで戴く温かい食事を食べたいということから、7月に七面鳥やあひるやチキンなどのクリスマスの食事をするという習慣があります。この夕食会はノックス校の校舎内で行われたのですが、食事のすべてを「ホスピタリティー」という授業を選択しているノックス校の生徒達が作ってくれているのです! 食事を作る生徒達は、本格的なシェフやウェイターの格好をします。料理はどれもとてもおいしく、ホストファミリーと一緒に楽しい食事会をすることが出来ました。
明日は「ソヴァリン・ヒル・バララット」への遠足です。オーストラリアの文化と歴史について、是非見聞を広げてもらいたいと思います。