2017年度 オーストラリアセミナー9日目

2017年7月28日

 昨日、午前中のリセスの時間に、湘南学園の生徒達にセミナー8日目を迎えたそれぞれの心境を教えてもらいましたので、それらを紹介させて戴きます。

モエチー: 「オーストラリアでの暮らしにも慣れ、もう日本に帰るんだと考えると『まだ帰りたくない!』と思います。でも、疲れもだいぶ溜まってきたので、1回自分のベッドで寝たいです。(笑) 1日目と2日目は、本当に家に帰りたくて泣きそうになりました。ホストファザーとホストマザーのイギリスなまりが強くて、全く聞き取れませんでした。でも2日目の夜からは、ホストファミリーが分かり易く話してくれることもあり、だいぶ聞き取れ るようになり、今は不自由なく生活出来ています。あと1ヶ月ぐらいオーストラリアにいたいです!」
モエチェル: 「だいぶ慣れてきて、会話のスピードについていけるようになりました。あと3日間ですが、最後まで全力で楽しみたいなと思います!!」
マミゴン: 「私が泊まっている家族は、家族ぐるみで前に交流があり、ホストバディーのザラと会うのは2回目でした。夜には、ゲームをしたり、お菓子をなげて口にいれるゲームをしたり、毎日とても楽しいです。この家族の三姉妹は全員かわいくて癒しです。あと3日間、楽しみたいです!」
S.M: 「友達をすぐに作れるとは思っていなかったけれど、1日目から話しかけていたらすぐにノックスのみんなと友達になれて良かった。英語がおかしくても、何とか通じて色々話せて楽しいです!」
ナナミン: 「最初はとても緊張して、自分から話そうとしませんでした。皆、英語でペラペラ会話していて、私がこれからちゃんと話せるか不安でした。しかし、家族みんなが私にゆっくりと分かり易く話してくれて、私も簡単な会話でもだんだん話せるようになりました。簡単でも会話が出来ることが嬉しくて、少し積極期になれました。」
MI: 「残りの日数も英語を使って頑張ります!」
アリサ: 「最初はホームステイ先の人が中国 語で話していて、英語で話しかけられても聞き取れなくて、これからのことがすごい不安だった。でも、日に日に分かるようになってきて、何か分からない単語があっても、推測して対応出来るようになって来ました。また、言えないワードに出会ったら、すぐに調べたりしているから、私の力になっているればいいなと思います。友達も出来たし、とっても楽しいです!」
ユッケ: 「日本の真冬と同じぐらい寒いのに、半袖半ズボンの人が多くて驚きました。家では、家族同士は中国語で皆話していて全然分からなくて悲しかったです。また、自分の英語の発音だと分かってくれなかったりすることもあり、自分の英語は全然だめだなと思っていました。でも、今は、皆が話す時によく使わ れる単語などを知ることが出来るようになったので良かったです。」
S.N: 「僕は、人々が着ているものが日本人とは違うなど、日本の文化とオーストラリアの文化が色々と違うことにすごく驚きました。」
しおかつ: 「自分がノックスに来ることが出来たのが信じられないくらし嬉しくて毎日とっても楽しく過ごしています。ホストファミリーの英語が速すぎて最初は単語すら聞き取れなかったけれど、今は少し聞き取れるようになったので、成長したんだなぁ~!」
カノ: 「ホースステイや学校生活の中で、日本との違いがたくさん見つかりました。慣れないことがたくさんで大変だけど、とっても楽しくて充実しています。残り少ないけど、多くのことを体験して帰れるように頑張っていきたいです!」
Miki: 「毎日が楽しすぎて日本に帰りたくないです!」
Ryu: 「意外と簡単に友達を作ることが出来て良かったです。半袖短パンの人が多くて驚きました。英語ができていなくても単語やジェスチャーで案外通じることが分かりました。」
ユナ: 「最初は、英語に慣れなくて大変でしたが、話してみると何回も聞き返してくれたり、ゆっくり話してくれたりして優しさをとても感じました! とてつもなく楽しいです!!」
Oozora Haruki: 「最初は中国人のホームステイで焦ったけど、1日で慣れて仲良くなれました。英語が話せなくても話そうとすることが大事なんだなと思いました。頑張ります!」

 さて、話は、本日9日目のことになりますが、今日は、オーストラリアデモクラシーの発祥の地として評価されているサヴァリン・ヒル・バララットに遠足に行って来ました。昨日のティナ先生の事前学習に教えて戴いたように、ここバララットは、1848年あたりから始まったアメリカカリフォルニアでのゴールドラッシュの後に、世界中から人々が金を求めて集まった金鉱です。ここでは、当時の地下深くまで掘られた金鉱の中に入ったり、川で金を採掘したり、採掘した金を溶かして金の延べ棒を作ったりするところを当時のままのやり方で見たり体験したりすることが出来ます。また、当時、金を掘り当てて豊かになった人々の家や、それとは反対に、金を採れずにとても貧しい生活を送っていた人々が暮らしたテントの中を覗いて見ることも出来ます。また、当時のボーリング場や学校、様々な日用品を売るお店など、およそ160年前のバララットの町並みを再現しています。歴史や人間の暮らしなどに興味のある人にとっては、大変訪れる価値のある場所かと思います。
 
 また、前述したように、ここは、大きな大きな金鉱であったと同時に、1854年の「ユリカ・ストケイド」と呼ばれる政府と人民との大衝突があった歴史的な場所であり、オーストラリアの民主主義を象徴するサザンクロスの旗を掲げて、多くの人々が自由や権利を求めて戦ったところです。今日の夜は、その戦いの様子をじっくりと顧みることが出来る大変大掛かりなスペクタクルショーを鑑賞することも出来ました。ネイティブスピーカーでない私達日本人にとっては、ショーで流れる英語は、世界中からバララットにやって来た人々の声、つまり、アメリカアクセントやアイリッシュアクセントやイングリッシュアクセントなどの様々な英語が混じり合っていたこともあり、それらを聞き取ることは大変難しかったようです。しかし、いつの日にか、こうした英語も聞き取れるようになりたいと少しでも思ってもらえればと期待しています。