湘南学園ダンス部合宿2日目
朝日を浴びながらストレッチをして合宿の2日目が始まりました。
朝のミーティングで生徒から共有された本日の目標は「けじめをつけ自分のことだけでなく周りにも気を配る」です。相手を理解して仲間とのメンバーシップのなかで合宿をしていきたいという生徒たちの思いが芽生えてきているようです。
午前の練習では、ダンスコンクールの練習をしました。中学生は8月10日のダンスコンクールまであとわずかです。学園祭発表や基礎練習など様々な練習も行っている合宿では、生徒の体力は限られています。本番が迫っているからといってコンクールの練習に全ての時間を割けるわけではありません。わずかな時間で集中して細かな動きを磨きました。例えば、「光が見えてきているが、まだ殻に籠っていたい」という部分をどのように表現すれば伝わるのかということを考えました。特に、指先、目線をビデオを分析しながら繰り返し貪欲に追求していきました。
また、本日は高校生の講習会を実施しました。基礎力の底上げとともに、年明けに行われる高体連の振りも意識してのプログラムとなりました。その中の一つに、ヒップホップダンスの振りの中で使われるヒットの練習を行いました。筋肉を弾くような動きを用いるヒットは、体全体が揺れたしまったり軸がブレてしまったりと高校生達は苦戦していました。すぐにはできることではなく、毎日長期間の努力が必要な動き方ですので、今後も体幹を意識しながら努力を続けることを期待しています。
練習の合間には、お借りしているホールのモップがけをしています。上級生が自発的にモップをかけていると、下級生が素早くやってきて「先輩、代わります。」と言ってモップがけをしてくれます。こういった協力の姿勢を見ていると、本日の目標の「周りにも気を配る」という部分を強く意識しているのが感じられます。
夜のミーティングは、学年ごとのミーティングをした後に、全体ミーティングをしました。返事、声かけ、挨拶、マナー、気遣いなどに関してそれぞれがより多くのことに気がつくことができるようになってきたようです。学年ミーティングと全体ミーティングをどちらもすることで、合宿を通して学年集団としての成長も学年を超えた全体集団としての成長もどちらも大切にしています。