神奈川県不動産鑑定士協会との協働
10月18日(水)放課後、4名の不動産鑑定士に来校いただきました。事前にいただいていた課題は、学校周辺の「鵠沼松が岡」「鵠沼海岸」「片瀬山」のそれぞれに指定された場所を実際に訪れ、生徒自身の目で評価をし、順位付けをするという内容です。
この課題に、「かのや100チャレ」に取り組んでいる生徒たちが3班に分かれて挑み、その発表会を行いました。
生徒たちは、それぞれに「日照」「風通し」「景観」「交通の利便性」「津波などの危険性」などの評価基準を設定し、それにもとづき評価をした結果を発表しました。
不動産の価値について考えるということだけではなく、「子どもやお年寄りにとっていかに住みやすいか」というようなことをベースにおいて評価した班もありました。また、別の班からは「第一種低層住居専用地域」などという専門用語も飛び出し、不動産鑑定士の皆さんも驚かれるという一幕もありました。
不動産鑑定士の皆さんからの講評の中では、「どうやったら分かりやすく伝わるか」という視点での熱いアドバイスもいただきました。
そして、「『それぞれの地域の魅力を高めるためにはどのようなことをすればよいか』ということを各班で考えて発表する」という次の課題が出されました。
地域のことについて、実際に現場を訪れ、そこで観察したことを自分たちの視点でまとめ、自分たちなりの結論を出し、他の人に分かりやすく説明する・・・という活動です。今求められている「思考力」「判断力」「表現力」などを身につけるための有意義な活動のひとつとなったと思います。
お忙しい中、わざわざおいでくださった不動産鑑定士の方々に深く感謝いたします。
湘南学園では、このように、今求められる力をつけられるような教育活動を、さらに推進していきたいと考えています。