ニュージーランド留学中間報告①

2018年4月5日

こんにちは!一月からニュージーランドに留学している高校1年の島田心人です。

日本は冬から春へと季節が移り変わり桜も咲き始めたと聞きますが、いかがお過ごしでしょうか。
こちらでは相変わらず残暑が続き、北島では夏日が続く地域もありまして、Kiwiは夏の終わりを楽しんでいます。

ニュージーランドは羊のイメージが強いようですが、そんな羊の国ニュージーランドについて興味を持っていただければと思います!

 
 
ニュージーランド 正式名称 New Zealand (英語) Aotearoa (マオリ語)

【基本情報】
・人口:約437万人 (ニウエ・トケラウ諸島・クック諸島を含まず)
・面積:27,0467km2(ニウエ・トケラウ諸島・クック諸島・南極大陸ロス海属領を含まず)

United Nations Department of Economic and Social Affairs より

・公用語:英語 マオリ語
・首都:ウェリントン
・最大の都市:オークランド
・羊の頭数:2760万頭

NZFarmer.co.nz より

 
ニュージーランドは南太平洋のオーストラリアの東、チリの西に位置するポリネシアと呼ばれる地域にある、立憲君主制国家です。元々イギリスの植民地であり、1909年に独立し、その後もイングランド王を国家君主として戴いて英連邦王国の一国となっています。ニュージーランドはニュージーランド王国の構成地域ですが、国家主権はニュージーランドが持っているという複雑な制度の上に存在しています。
先住民のマオリ人は9世紀〜11世紀に渡来したと言われ、人口の15%を占めています。歴史上マオリ人と白人の間に隷属関係は一切なく、加えてここ数十年の政策によるアジア・ヨーロッパ系移民の増加のため人種差別はほとんどありません。
 
 
【文化と生活】
ニュージーランドの人々はニュージーランド固有の飛べない鳥、「キウイ」にちなんで Kiwiと自称します。北島はとてもマオリ人や移民が多く、もはや白人国家とは思えません。文化はキリスト教を重んじていますが、教派はプロテスタント、イギリス国教会が多い印象です。南島は白人の中でもスコットランド系、アイルランド系が多く、地域によっては差別の激しい場所もあるようです。
 
このようにニュージーランドは多くの言語、文化が交わっているため、英語を主体とした独特の言語を話しています。これはKiwi英語と呼ばれ、英語に加えスコットランド・アイルランドゲール語、マオリ語などの言葉が日常会話で使われ、英語にはない単語、言い回し、発音などがあります。ちなみにマオリ語の国の正式名称「Aotearoa」は、
Ao=雲 tea=白 roa=長い → 「白く長い雲がたなびく場所」
という意味で、マオリ語でニュージーランドの大陸を指す言葉です。
 
農業が盛んなため放牧、酪農のシェアが高く、有名な羊は人口の約7倍います(笑)ラム肉は臭みが効いて美味しいです!野菜についてはポテト1kgあたり日本円で200円なんてものもあります。
基本的に国民は日本人から見たら怠慢な人々で(笑)、大人学生共に合計約年2ヶ月〜3ヶ月休暇がありそれぞれのバカンスを楽しみます。
 
僕の住むネイピアでは1931年に大きな地震があり、フランス人設計士が街の復興をになったため古いフランスのような雰囲気です。この様式は「アール・デコ」と呼ばれるもので、主要産業もワイン業とフランスの文化もちらほら…美しい街並みです。またその地震の記念のため、年一回1930年代の文化を街全体で再現する祭、「アール・デコ フェスティバル」があります。

中心部のホテル


アール・デコ フェスティバル


 
【学校生活】
僕は北島の西部ホークスベイ州の最大の都市、ネイピア(Napier)に住み、中心部からほど近くにある国内屈指(と自称している笑)伝統校、Napier Boys’ High School に通っています。
 
僕の高校では、少人数の留学生向けに多くのトリップが用意されています。写真でいくつかご紹介します。

ラフティング (川下り)


スーパーラグビー観戦(ブルズvsチーフス)


サーフィン(サーフィンはマオリ人が始めたとも言われています!)


 
【まとめ】
ニュージーランドにきて約3ヶ月過ぎ、やっと話す聞くの自信がつき始めてきたところです。これから留学する方達も最初は不安で自信もつかず大変だと思いますが頑張ってチャレンジして欲しいなと思います!

留学は特に日本では多くは触れられない人種差別や白人至上主義などの社会問題、第三者の視点または客観的に見ることのできる国際問題、また日本ではおおよそタブーとなっていたり対策や教育が不十分な性に関する問題などを見つめることができ、個々の成長に繋がるのではと思っています。

ちょうどこれを書いている今がイースター休暇で、7月にはミドルウィンタークリスマスという季節の真逆な南半球のためのクリスマスが控えています!楽しみながら成長していけたらと思っています!
 
以上、羊の国ニュージーランドからでした!