鹿屋視察研修旅行 第1日目・2日目

2018年5月9日

 このGWを利用して、「かのや100チャレ」に取り組む生徒のうちの男子生徒6名が、鹿児島県鹿屋市を実際に訪問しました。
 
 第1日目の5月1日(火)は移動日です。午後の飛行機で羽田空港を飛び立ち、鹿児島空港に到着後、バスで鹿屋に入りました。
 
 第2日目の5月2日(水)は朝から雨でした。
 まず、早朝に鹿屋市漁業協同組合を訪問しました。加工工場を見学した後、雨の合間をぬって、漁船に乗せていただき、カンパチの「活〆」作業を実見しました。次から次へと網であげられてくるカンパチを素早く〆る様子に、一同の目は釘付けになりました。

 その後、漁協直営の「みなと食堂」にて「カンパチ漬け丼」等を、実に美味しくいただきました。生徒の一人が「今までの朝食の中で、一番贅沢だった」という程のものでした!
 美味しい朝食後は、漁協の会議室にて、生徒のプレゼン<「湘南学園×かのや ~鹿屋のPRと学食を通じて~」という内容のものです>や、意見交換等をさせていただきました。今後の「かのや100チャレ」の活動をより良くしていくための様々なヒントをいただくことができました。
 
 次いで、かなり激しい風雨の中で荒平天神を少しだけ拝観した後、「ユクサおおすみ海の学校」の見学をしました。ここは、廃校となった鹿屋市立菅原小学校(かつて「日本一海に近い小学校」といわれていたとのことで、抜群のロケーションにあります)の校舎を、多くの体験等もできる宿泊施設として再生させるものです。担当の方々は、オープン直前のお忙しい中、この施設についてとても丁寧な説明をしてくださいました。ちなみに、「ユクサ」とは、鹿児島弁で「ようこそ」という意味だそうです。大隅半島の魅力を存分に味わえる施設になるであろうことが実感として分かりました。やはり、「現地に行って、実際に自分の目で見て、感じる」ということは大事であるなと再認識をした次第です。
 
 国立鹿屋体育大学等ともコラボして、スポーツ栄養学にもとづいたメニューを提供してくれることで知られる「鹿屋アスリート食堂」で昼食をとった後、鹿屋市役所を訪問しました。生徒によるプレゼンや、「ふるさとPR課」の職員の方々との意見交換等をさせていただきました。ここでも、得難いヒントをいただくことができました。その後、市役所のすぐ近くにある「鉄道記念館」を見学しました。主として、昭和62年に廃線になってしまった大隅線のことを扱っている記念館で、とくに鉄道好きの生徒にとっては、「垂涎モノ」であったようです。
 
 次いで、2日目最後の訪問場所である、「鹿屋市立鹿屋女子高校」にお邪魔をしました。生徒会の方々を中心に、多くの生徒の皆さんにお集まりいただきました。本校生徒は、緊張の中でのプレゼンの後、いくつかの班に分散して参加する形で、意見交換等をさせていただきました。ここでも、様々なヒントをいただいたようです。生徒の一人は、「鹿屋の食材を使った、鹿屋女子高とのコラボメニューが作れるかもしれない」と話していました。

 その後、有名なトンカツ専門店で、黒豚のトンカツ(美味しいことは言うまでもありません)を食べ、ホテルに戻りました。
 
 今日は、実に多くの方々のご協力をいただき、とても実りのある一日になりました。生徒が挙げた、今回の視察研修旅行の目的の一つである「鹿屋市の方々との交流を深め」ることにもなったと思います。関係の皆様方に心より感謝いたします。