2018年度 English camp 1日目
台風の影響が心配された本年度のEnglish campでしたが、当日は青空の下で出発することができました。バス内では講師の先生方による英語のバスレクが行われました。BINGOゲーム、GUESSINGゲーム、WHISPERゲーム、しりとり、風船を使ったゲームなど種類も様々。
中学1年生のバスでは、まだ5W1Hをすべて習得していないのですが、それでもがんばって理解しようと努め、正解する生徒もいました。WHOは難しいのではないか、と心配しながらも、工夫してトライさせようとしてくれる講師の方々やそれに応える生徒たち、そして正解すると満面の笑みを見せてくれて、こちらも笑顔になりました。
休憩所の後はバス内に英語の音楽がかかり、リズミカルな音楽に合わせてダンスをする様子も見られました。
ランチの後はオープニングセレモニー、授業とスケジュール通りに進みます。アナウンスもほぼすべて英語です。次に何をしたらいいのか、よくわからず不安そうな生徒もいましたが、ほぼ全員がしっかりと席まで行くことができました。英語で教員に質問をして解決したり、ホワイトボードに書かれた英語を見て情報を補ったりと工夫をしながら動く生徒の姿に感動しました。
午後の休憩時間、1時間目から2時間目にかけて降っていた雨が止みました。ずっとバスと教室に缶詰だった生徒たちは外へ出て広い芝生を走り回っていました。身体を動かして気分転換をしたら、授業時間に間に合うように室内へ戻ります。チャイムも鳴らないのに、遅れないように戻ってくるのは、素晴らしいの一言に尽きます。
さて、授業ですが、Advanced classの授業はさすが、というべき難易度の高さ。比較級を使って「○○倍の大きさ」というやりとりをしていました。高校生でも悩むことのある比較級ですが、真剣に耳を傾け、理解しようと努めていました。
Middle classでは、AAAについての勉強をしています。Ask、Answer、Add a sentenceです。「質問に答え、さらにもう1文付け加える」ことを実践するため、先生からWhat is your favorite food?と質問されました。生徒はtamagoyakiと答えます。さらに、Because my mother’s tamagoyaki is very delicious.と加えることができていました。very deliciousはvery tastyと言ってもいいね、という先生の言葉を小さい声で繰り返す生徒たち。覚えようという気持ちが伝わってきました。先生と生徒たちの楽しそうな笑い声が外まで響く元気いっぱいのクラスでした。
Basic classはオリエンテーリングの時間です。各ポイントを巡って、全員が先生方の質問に答え、シールをもらいます。ヒントのひとつであった、longの音がよく分からない生徒も、先生のジェスチャーでこの音の単語は「長い」だと分かり、答えることができていました。その瞬間、チームの仲間からも「おおっ!」と歓声があがり、本人も嬉しそうでした。できた!という達成感は自信をつける大きな一歩です。
日本人はシャイなので英語を話すことが苦手だと言われることもありますが、英語を話したり聞いたりする機会が少ないのも苦手意識を持つ理由のひとつと言えます。慣れや自信が苦手を克服するきっかけになりえます。こうした成功体験を積み重ねることで、英語を聞いたり話したりすることへの苦手意識がさらに少なくなっていくことを願います。このEnglish campで少しでも多くの「できた!」を体験できるよう、講師の方共々サポートをしていきたいと思っています。