2018年度 ポーランド・リトアニアヒストリーツアー⑥
ドルスキニンカイでは、リトアニアの自然や伝統に親しむプログラムを、2日間にわたって行いました。
1日目に実施したはちみつプログラムでは、ドルスキニンカイ郊外にある養蜂家のご一家を訪ねました。
最初に、蜜蝋作りを体験します。
型に、熱い蜜蝋を注ぎ込んでいきます。
「私は食用のハチミツ以外の利用方法を知らず、ハチミツがワックスとしても利用されていたことを知らなかったので、(中略)とても驚きました。」(高校生・女子T)
蜜蝋が冷えて固まるまで、外の養蜂場を見学させてもらいます。
私たちは防護用の帽子を受け取って着用しましたが、養蜂家の方は何もつけず、素手で巣箱の中の蜂の巣を取り出します(!)
そしてそのまま天然のはちみつを味わいます。
「すごく甘くておいしかったですが、日本の蜂蜜とは少し違う感じがしました」(中学生・女子S)
はちみつの抽出と瓶詰めの工房を見学させていただき…
試食会も開いてくださいました。
「蜂蜜は(中略)、お花(によって)味が全然違いました」(中学生・女子O)
試食後、固まった蜜蝋のお披露目です。
思わず息をのむ美しさ!
こちらは松ぼっくりのようです。
ニワトリや天使の造形の細やかさにも驚かされました。
「アリがたかったらいやだなあ」という心配の声がどこからから聞こえてくるほど、蜜蝋からははちみつの良い香りがしました。
2日目は、ドルスキニンカイ郊外にある牧場を訪問しました。
リトアニア伝統のチーズの紹介です。
袋の中に「チーズになる前のもの」を入れて…
水分をぬくために木の板ではさみ、その上に重しとなる石をのせます。
リトアニアの伝統的なチーズの作り方のひとつです。
チーズが固まるまで、牧場の中を案内していただきます。
牛(木製)の乳しぼり体験。出てくるのは水。
二人引きのこぎり。私もやってみましたが、これがなかなか難しい!
パチンコ。とある女子生徒の腕前はかなりのものでした。
とても素敵な場所でした。
さて、本命のチーズを味わいます。
手前の大きな白いかたまりが、先ほど固めたチーズです。美しい!
「普段食べているチーズとは異なっており、とても濃厚でした」(高校生・男子T)
記念写真をとって、牧場を後にしました。
さて、このプログラムの間に、アドギミモ小中学校の皆さんにも日本の文化を知ってもらおう!ということで、茶道部の生徒2人によるお茶会がひらかれました。
リトアニアの子どもたちも興味津々です。
リトアニアの子どもたちには満足してもらえたようでした。
この他にも、様々なプログラムがありました。
ウノパークという場所でアスレチックを楽しんだり、アクアパークという施設でウォータースライダーを楽しんだり…
アドギミモ小中学校の校長先生にもお会いしました。
ドルスキニンカイでのプログラムで、学園の子どもたちはだいぶリラックスできたようです。
日増しにリトアニアの子どもたちとのコミュニケーションが増えていく様子も、大変印象的でした。
ドルスキニンカイの次は、いよいよ最後の都市、リトアニアの首都ビリニュスへ向かいます。