未来の教室#7【箸立てプロジェクト 中3編】
2018年11月23日
FABSPACEの扉を開けたままにし、音楽をかけながら作業をしていると、日々何人かの生徒たちがふらっと遊びにきたりします。
そんな生徒達の中に「ラーメン屋の箸立てをつくりたい」という中学3年生の2人組がいました。
まずはアイデアスケッチから。
絵の上手さではなく、アイデアを人に伝え、カタチにするためには重要だと考えています。
その後、一緒にデータを作成しながら試行錯誤、改善をしました。
「店名をここにいれたい」
「お品書きの味噌と醤油は漢字がいいかな?平仮名がいいかな?」
「作成者の名前いれる?はずかしい?」
モノをつくる過程では自然とコミュニケーションが活発になります。
ラーメン君主は見事800食を完売しました。
担任からは「世界に一つしかないオリジナルプレート」が授与されました。
箸立てに使えるようなモノは100円で手に入る時代です。
しかし、生徒達はつくることを選びました。
この箸立てをクラスへ持ち帰ったときの周囲の反応は素晴らしいものだったでしょう。
つくることで生まれた「物語」にこそ、大きな価値があるのではないでしょうか。