2018年度イングランドセミナー 第5日目
ホストファミリーとまる1日休日を過ごした後、学園生達は、再びセントジェームズ校に元気に登校して来ました。今朝は、初日には顔を見せなかった何人かのバディーの生徒達もやって来てくれて、学園生全員がバディーと一緒に朝のHRへと出かけて行きました。朝のHRでは、出欠確認をした後、短い社会問題についてのビデオを見て、それについての意見を交わすということをやるクラスがあったりして、日本の朝のHRとはかなり内容が異なっているようです。
今日も午前中は、ジル先生とアンドリュー先生のそれぞれのEFLクラスに分かれて英語の授業を受けました。イギリスの学校の1日の生活についての英文を読み込んで、その内容についての Questions & Answers を解いたり、宿題の英語日記についてインタビューを受けたり、ペアワークで前置詞を使って絵の内容をパートナーに伝え、その英語の説明を聞きながらパートナーが絵を描いたりと、生徒の皆さんにとっては、普段の日本での英語の授業とは異なるアプローチで英語を学んだのではないかと思います。知らず知らずのうちにかなり頭を使って、脳みそが沸騰した人も少なくないのではないでしょうか。
午前中のリセスと呼ばれる休み時間では、お菓子や果物を食べたりジュースを飲んだりしながら、セントジェームズ生と触れ合いました。私達日本からのビジターに興味津々で、かなり多くの生徒達が学園生のところに来てくれました。ここでは、日本の扇子が大人気で、一人30本持ってきた扇子は、すでにあっという間に配りきってしまった生徒もいました。ここでの出会いを日本に帰ってからも継続してもらえたら素敵だろうなぁと思います。
午後は、エクセターの街を散策しました。約2000年前に古代ローマ人達が築いた城壁は、1066年のノルマンディー公ウィリアムによるイングランド征服時など、中世のヨーロッパ社会においても修復を繰り返されました。ここエクセターにも歴史を物語る城壁が町中のあちこちに残されています。その城壁に沿って歩きながら、エクセター大聖堂へとたどり着きました。ここでは、約45分程、ガイドさんの説明を聞きながら聖堂の中を見学しました。この聖堂は、天井を支える柱のないヨーロッパで最も奥行きの長い聖堂で、私達が見学している間には、フランスからの観光客の一行もここを見学に訪れていました。壮大なるパイプオルガンや美しいステンドグラス、窓枠や壁の至る所に掘られた彫刻など、聖堂を形づくっているすべてのものが、ヨーロッパの歴史の深みを感じさせてくれました。生徒達は、まさにイギリスをぐっと体感出来たかと思います。