アメリカセミナー番外編 休日(7日目&8日目)

2019年7月29日

 湘南学園の生徒達は、結局全員が、1泊2日でロサンゼルスディズニーランド&ユニバーサルスタジオハリウッドのアクティビティーに参加しましたので、今回のブログは、サンタバーバラの街をぶらりと歩いてみての様子を紹介させて戴きます。
 
 EFサンタバーバラ校の近くにあるトランジットセンターというバスターミナルから、State ストリートをひたすらまっすぐ20分程歩くと、Pacific SurfLiner という鉄道のサンタバーバラ駅にたどり着きます。この駅は、ロサンゼルスから西海岸に沿って北方のサンフランシスコに向けて走る途中約2時間45分のところにあります。南は、ロサンゼルスやその先のサンディエゴ、そして、北は、サンフランシスコ方面の San Luis Obispo という駅に向けて、上下それぞれ1日わずか9本ずつの列車が走っています。いやぁ~、こうしたことを考えると、日本は本当に鉄道が発達している国であることが実感出来ます。
 
 その駅からわずか徒歩3分のところにサンタバーバラの素晴らしいビーチがあります。そのビーチには、沖合恐らく300~400メートルぐらいの所まで、木造の埠頭が作られており、その埠頭の先には、レストランや駐車場もあり、海の上から浜辺で遊ぶ人々や海上を走る船やヨットなどを見渡すことが出来ます。こんな素敵な海の光景は、日本ではなかなか見られないものだと思います。海辺の風はカラっと乾いていてとても気持ちが良く、晴れきった青空は、まさにカリフォルニアが人々にとって大人気の土地であることを実感させられます。



 サンタバーバラのダウンタウンを歩いていて気付くことは、ほとんどアジア人、とりわけ中国・韓国・日本人の姿が見られないということです。かろうじて、東南アジア系の人にわずかばかりすれちがうのですが、ほとんどが白人の方々ばかりです。そして、黒人の姿もあまり見受けられませんし、今日僕がすれ違った黄色人種の方は、合計で10名いませんでした。ただ、耳には、スペイン語がどんどん入ってきます。もともとカリフォルニアはメキシコの領土であったとEFの授業で教わりました。そのため、多くのメキシコ系・スペイン系の人々がここに暮らしているようです。
 
 2年前のアメリカセミナーもカリフォルニアで行いました。その時も感じたのですが、ここを走るアメリカ車の少なさです。アメリカの3大車メーカーのうち、フォードの車はよく見かけます。しかし、経営破綻となったクライスラーの車については、かろうじて Jeep をみるぐらいです。ゼネラルモーターの車は、なかなか見つけることが難しいぐらいです。ドイツのメルセデスベンツ・BMW・アウディー・フォルクスワーゲン、スウェーデンのボルボ、日本のトヨタ・レグザス・日産・マツダ・ホンダ・スバルの車はガンガン走っています。また、日本では見かけることが出来ない韓国のヒュンダイやKIAの車も普通に走っており、アメリカ車が如何に劣性となっているかを実感します。
 
 カリフォルニア州での車検は、排気ガス規制をチェックするだけで、費用は約60~70ドル、点検時間はわずか30分程といった具合でとても簡略化されたものなので、ずいぶんと古い車がまだまだ元気に走っています。駐車場では、前向き駐車が普通で、日本のように後ろ向きに止めている車はほとんどありません。予想に反して、プリウスやアクアなどの日本のハイブリッド車はまだまだあまり走っていませんでした。しかし、僕達が毎日利用しているバスは、ハイブリッド車ばかりです。生徒の感想にもありましたが、道路脇には、路上駐車の車がずらりと並んでいます。
 
 とまあ、ズラズラととりとめのない話をして来てしまいましたので、今日のブログはこのあたりで終わりとさせて戴きます。